決算・申告、業務の流れ(法人)
簿記のしくみ

ID:ida1085

会社は「財政状況を確認するため」・「経営成績を確認するため」・「税務申告のため」などの
さまざまな理由で帳簿付けを行います。
この帳簿付けの基礎、ルールとなるのが「簿記」です。
「簿記」には「単式簿記」と「複式簿記」の2つがあります。

1.「単式簿記」と「複式簿記」

「単式簿記」は取引を1つの科目に絞って記載する方法であり、収支計算のみを行う方法です。
例えば、お小遣い帳などもこれにあたります。

■単式簿記の帳面
 日付  摘要  収入   支出 残高 
 4/1  前月より繰越      50,000円
 4/10  携帯代    12,000円  38,000円
 4/20 預金から引き出し  10,000円    48,000円
 4/30 残業食事代       2,700円  45,300円 
  :    :   :    :    : 

※現金だけの動きに絞った帳面

会社では「単式簿記」ではなく、「複式簿記」を使います。
「複式簿記」は取引を複数の科目で記載する方法であり、「損益計算」と「財産計算」を同時に行う
方法です。
記載する際は、「借方」「貸方」を使います。

■複式簿記の帳面
 日付  借方  金額  貸方 金額  摘要 
 4/10 通信費  12,000円   現金  12,000円 携帯代 
 4/20  現金  10,000円  普通預金  10,000円 預金から引き出し
 4/30  福利厚生費    2,700円  現金    2,700円  残業食事代
  :    :   :    :    :    : 

※複数の科目を使った帳面

上記の帳面はどちらも同じ取引を記載したものです。
単式簿記の帳面は現金の動きだけを記載し、複式簿記は、現金以外の複数の科目の動きも
記載しています。

2.「借方」と「貸方」

複式簿記では、すべての取引を2つ(「借方」と「貸方」)の項目に分けて表現します。

【例】
ノートを現金200円で購入した場合は
①ノート代(費用)200円を支払った
②現金(資産)が200円減った
の2つに分けます。

【仕訳】
 借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
事務用品費    200円  現金    200円  ノート購入

借方で「ノート代(費用)200円を支払った」、貸方で「現金(資産)が200円減った」を表現します。

借方と貸方にどのような取引が記載されるかは、資産、負債、純資産、収益、費用の区分で
異なります。
詳しくは以下のページをご参照ください。

資産になるもの
負債になるもの
純資産になるもの
収益になるもの
費用になるもの

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