会計事務所と顧問先でのデータ送受信の流れ 弥生会計 サポート情報

ID:ida17910

ここでは、事業所データの作成を顧問先、決算処理、繰越処理を会計事務所が行うものとして作業の流れを説明します。

データ送受信の概要 データ送受信を行う前に決定すること

データ作成から日々のデータ送受信の流れ

顧問先で作成した事業所データを会計事務所へ送り、それぞれの「差分データ」を取り込むことで、双方の事業所データを同じ状態にすることができます。

会計事務所顧問先

作成した事業所データからすべてのデータを会計事務所へ送信します。

データの送信

受け取った受信データを取り込んで、顧問先と同じ事業所データを作成します。

データの受信
受信した事業所データをチェックし、必要に応じて修正します。
入力した日常の仕訳は、差分データで会計事務所へ送信するので、通常どおり仕訳の入力などの作業を進めます。

チェックした事業所データから「差分データ」を顧問先へ送信します。

データの送信

受信した「差分データ」を取り込みます。

データの受信

月末など定期的に、入力したデータから「差分データ」を会計事務所へ送信します。

データの送信

受信した「差分データ」を取り込んで、チェックします。

データの受信
チェックが終わったら必要に応じて修正し、「差分データ」を送信します。

繰越処理と決算処理の流れ

繰越処理は、会計事務所または顧問先どちらか一方で行います。両方でそれぞれ繰越処理を実行した場合は、双方の年度情報が一致しなくなるため、データの送受信ができなくなります。

データ送受信を使用している場合の繰越処理について

繰り越し前の注意

繰越処理を実行する前に、必ず繰越処理を実行する側へ差分データを送信します。送信後は、繰越処理をしたデータを受信するまで、すべての入力作業を中止します。

次の表では例として会計事務所が繰越処理を行っています。
会計事務所顧問先

本年度の作業を完了し、繰越処理前に入力した「差分データ」を会計事務所へ送信します。

データの送信
仕訳データの送信後は、入力作業は中止してください。

受信した「差分データ」を取り込み、繰越処理を行います。

データの受信

繰り越した事業所データからすべてのデータ「全データ」を顧問先へ送信します。

データの送信
すべての入力作業を中止します。
第1期決算処理を行います。

繰り越した事業所データの「全データ」を受信して取り込みます。
これまで使用していた既存データを受信データで置き換える場合は既存データに取り込みます。新しいデータとして保存する場合は、新しい事業所データ名を指定します。

データの受信
第2期の日常の取引の入力を行います。

決算処理した第1期の「差分データ」を顧問先へ送信します。

データの送信

受信した「差分データ」を取り込みます。

データの受信
月末など定期的に、第2期の仕訳入力をしたデータから「差分データ」を会計事務所へ送信します。

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