電子帳簿保存の設定で「優良な電子帳簿保存を行う」を選択している場合のみ、仕訳の追加、修正、削除の履歴を確認することができます。電子帳簿保存については、以下を参照ください。
電子帳簿保存を行う場合について仕訳履歴の確認
仕訳履歴を確認するには、[ツール]メニューの[履歴]を選択し、[仕訳履歴]をクリックします。仕訳の修正、削除、承認の履歴を確認できます。
項目 | 説明 |
操作 状態 |
[操作]には、仕訳に対して行った操作の種類が表示されます。
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作業者 作業日付 |
操作をしたユーザー名と操作をした日付が表示されます。 |
削除者 削除日付 |
[状態]に「×」が付いた仕訳を削除したユーザー名と削除した日付が表示されます。 |
履歴番号 | [新規]の仕訳を「1」として、修正や承認を行うごとに番号が順番に振られます。 |
仕訳番号 | 仕訳の入力や修正、承認を行うごとに、連続する仕訳番号が自動的に振られます。 仕訳番号は、初めて入力した仕訳([状態]が「新規」)を「1」として、登録順で振られます。伝票の場合も、伝票単位ではなく明細行単位になります。 |
作業日付と仕訳番号
仕訳の履歴は、仕訳の登録時に自動的に記録される「作業日付」と「仕訳番号」を基にしています。帳簿・伝票の初期設定では、「作業日付」と「仕訳番号」は表示されていません。[表示設定]で表示項目を変更することができます。
帳簿・伝票の文字サイズや表示項目の変更
仕訳履歴の見方
- 新規の仕訳(修正や削除をしていない仕訳)
[操作]に「新規」と表示され、[状態]には「○」が表示されます。 - 修正した仕訳
修正後の仕訳は、[操作]には「修正」、[履歴番号]は「2」になります。
修正後の仕訳が最新の状態となるため、[状態]に「○」が表示されます。
修正前の仕訳は水色表示です。 - 削除した仕訳
削除した仕訳には、最後の仕訳の[状態]に「×」が表示され、赤色で表示されます。 - 承認した仕訳(プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーのみ)
承認、承認取り消し操作も履歴として記録されます。
上図では、履歴番号より、入力、承認後、承認を取り消して修正を行い、再度承認したことがわかります。
仕訳履歴の検索
仕訳日記帳と同様に、仕訳を検索することができます。検索を行うには、[検索]をクリックします。また、仕訳履歴では、電子帳簿保存機能を使用している場合に仕訳の修正や削除の操作履歴を確認できます。[仕訳履歴]画面では、仕訳の修正や生成元の呼び出しはできません。仕訳の修正、削除は、帳簿や伝票で行います。
仕訳の検索
表示履歴の絞り込み
1つの仕訳を指定し、[選択仕訳]をクリックすると、その仕訳に対する修正や削除の操作履歴のみを検索することができます。
仕訳履歴の印刷
- [ツール]メニューの[履歴]を選択し、[仕訳履歴]をクリックします。 [仕訳履歴]画面が表示されます。
- ツールバーの[印刷]([F11])をクリックします。[印刷]画面が表示されます。
- 印刷する用紙の書式を[書式]から選択します。
- プリンターや印刷範囲、部数を設定します。
項目 説明 プリンター 印刷に使用するプリンターを選択します。「PDFファイルの作成」を選択すると、PDFファイルを作成できます。 プロパティ 選択したプリンターの用紙サイズや給紙方法を設定します。
設定内容はプリンターによって異なります。詳細は、プリンターのマニュアルを参照してください。種類、場所 選択したプリンターに設定されている機種名や接続場所が表示されます。 印刷範囲 印刷するページを設定します。特定のページを印刷する場合は、[ページ指定]を選択して、開始ページと終了ページを設定します。 部数 印刷部数を設定します。ただし、プリンターによっては設定できない場合があります。 - [書式の設定]をクリックします。
表示された[書式の設定]画面で、印刷書式を設定します。
書式の設定が完了したら、[OK]をクリックして[印刷]画面に戻ります。 - [印刷プレビュー]をクリックすると、印刷イメージを確認できます。 印刷イメージを確認したら、[印刷]をクリックして[印刷]画面に戻ります。
- 印刷の設定が完了したら、[OK]をクリックします。 印刷を開始します。
仕訳履歴の印刷書式
[書式の設定]画面では、以下の書式を設定します。[詳細]タブ
項目 | 説明 |
マイナス値の印刷 | 金額のマイナス値の印刷形式を「-9,999」「△9,999」「▲9,999」から選択します。 |
印刷項目の設定 | |
伝票No.を印刷する | チェックを付けると、伝票No.を印刷します。 |
仕訳の生成元を印刷する | チェックを付けると、自動処理などで生成した仕訳の生成元の機能を印刷します。 |
スマート取引取込の取込元を印刷する | チェックを付けると、生成元がスマート取引取込である場合に、取込元を印刷します。 |
[用紙/余白]タブ
項目 | 説明 |
書式の種類 | 「白紙用」で固定です。 |
基本となる用紙 | [印刷]画面で設定した書式のサイズが自動選択されます。変更はできません。 |
印刷する用紙 | 印刷する用紙のサイズと印刷方向を設定します。 |
倍率を指定 | チェックを付けると、倍率を設定できます。 |
用紙の上端からの余白 | 印刷の際に、用紙に対して上の余白をどれだけとるか設定します。 印刷に使用するプリンターによって、設定できる値の範囲が異なります。 |
用紙の左端からの余白 | 印刷の際に、用紙に対して左の余白をどれだけとるか選択・設定します。
印刷に使用するプリンターによって、設定できる値の範囲が異なります。 |
[ヘッダー/フッター]タブ
項目 | 説明 |
印刷する帳票タイトル | 帳票のタイトルを入力します。 |
事業所名を印刷する | チェックを付けると、印刷時に事業所名を印刷します。 |
ページ番号を印刷する | チェックを付けると、印刷時にページ番号が印刷されます。
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処理日付を印刷する | チェックを付けると、日付が印刷されます。
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仕訳履歴のエクスポート
仕訳履歴の内容をテキストファイルで出力する(エクスポートする)ことができます。
エクスポートしたテキストファイルは、表計算ソフトやワープロソフトなどで読み込んで利用することができます。
- [ツール]メニューから[履歴]を選択し、[仕訳履歴]をクリックします。[仕訳履歴]画面が表示されます。
- [ファイル]メニューの[エクスポート]をクリックします。[エクスポート]画面が表示されます。
- 出力先などを設定します。
項目 説明 出力帳票 「仕訳履歴」と表示されます。 書式 「汎用形式」が選択されています。変更することはできません。
表計算ソフトやワープロソフトなどで利用できる汎用的な形式でエクスポートします。区切り文字 項目間の区切り文字に使用する文字を、「カンマ」「タブ」「スペース」から選択します。 出力先 [参照]をクリックして、テキストファイルの保存場所とファイル名を設定します。 - [OK]をクリックします。エクスポートが実行され、データを書き出したテキストファイルが作成されます。
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