
旧製品から最新バージョンの『弥生会計(やよいの青色申告)』にデータコンバート(変換)すると、固定資産の金額が再計算される場合があります。(再計算されると[固定資産変換ログ]がデスクトップに作成されます。)
これは、平成23年の税制改正にともないデータコンバート(変換)時に、200%定率法に該当した資産について再計算されるためです。
作成された[固定資産変換ログ]を開き、パターンによって変更前の金額に戻します。

※[固定資産変換ログ]に表示の会計年度は、サンプルデータを使用しています。お客さまの[固定資産変換ログ]に表示されている会計年度と読み替えて確認してください。
A.[前年度][本年度]など複数期に変更が行われたパターン
B.[本年度](単期)のみ変更が行われているパターン
C.変更された固定資産が表示されないパターン
A.[前年度][本年度]など複数期に変更が行われたパターン
以下の[固定資産変換ログ]の内容を確認し[変更前の当期償却額]に戻す方法を説明します。ここでは、[耐火金庫 RT1] と[耐火工具] が200%定額に再計算された資産です。
- クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリから[年度切替]をクリックします。
- [第1期]を選択して[OK]をクリックします。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリから[固定資産管理]をクリックします。
- [償却率方法(区分)]が[200%]に変更されているのを確認して[250%]に変更します。
変更後[当期償却額]が[固定資産変換]ログの[第1期(変更前の当期償却額
)]に戻ったことを確認して[OK]をクリックします。
[耐火金庫 RT1] 、[耐火工具] それぞれの修正が完了したことを確認します。 - クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリから[次年度更新]をクリックします。
- [次年度への残高更新]画面の[更新]をクリックします。
- 次年度([第2期])に更新されたことを確認します。 クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリから[固定資産管理]をクリックします。
- [固定資産変換]ログの[第2期(変更前の当期償却額
)]に戻ったことを確認して[OK]をクリックします。
デスクトップに作成された[固定資産変換ログ]については、上記の処理を確認後、必要に応じて削除してください。
B.[本年度](単期)のみ変更が行われているパターン
ここでは、[耐火金庫-RT16] が200%定額に再計算された資産です。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリから[固定資産管理]をクリックします。
- [償却率方法(区分)]が[200%]に変更されているのを確認して[250%]に変更します。
変更後[当期償却額]が[固定資産変換]ログの[第1期(変更前の当期償却額
)]に戻ったことを確認して[OK]をクリックします。
デスクトップに作成された[固定資産変換ログ]については、上記の処理を確認後、必要に応じて削除してください。
C.変更された固定資産が表示されないパターン
デスクトップに作成された[固定資産変換ログ]については、上記の処理を確認後、必要に応じて削除してください。