昇給差額遡及支払をしたい 弥生給与 サポート情報

ID:ida19308
「昇給差額遡及支払」とは、本来の昇給月に昇給しなかったとき、その昇給の差額分を昇給額が確定した月の給与計算に含める処理のことです。
[給与]メニューの[昇給差額遡及支払]画面で行います。

差額計算の対象期間

計算の対象となる期間は、昇給月から実際に昇給した月の前月までです。
下図の場合、4月度から6月度給与の差額が求められます。


昇給差額計算の対象項目

計算の対象となる項目は、月額固定金額で支払われているもの(月単価)や時間単位で支払われているもの(時間単価)などです。
差額計算に含めるかどうかは、明細項目の[属性]で判断しています。

このため明細項目の[属性]に[固定金額項目]として設定しないで給与明細に定額を手入力している場合は、差額計算の対象になりません。


例)
4月度給与で昇給することになっていたが、昇給分の支給がずれ込んで6月度に支給することになった従業員の場合

  • 昇給額「基本給(月給)」⇒「280,000」→ 「300,000」円 です。 
  • 「普通残業手当」の計算式は[割増単価]×[普通残業時間]×1.25倍です。
    [割増単価]は「基本給(月給)」を[1か月の平均所定労働時間](160時間)で割った単価です。
  • 残業時間は、4月度に6時間、5月度に4時間です。
  • クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[処理月度]をクリックして、処理月度が「6月度」に更新されていることを確認します。
  • クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[従業員]をクリックし、[単価]タブの「基本給(月給)」の単価を「280,000」→「300,000」に変更します。
  • [給与]メニューの[昇給差額遡及支払]をクリックし、[計算]をクリックします。
  • 表示された画面の[OK]をクリックすると計算結果画面が表示されます。

     
    • 固定金額項目の場合

      (昇給後の単価-昇給前の単価)×(処理月度-昇給月度)
      基本給の昇給差額 → (300,000-280,000)×2か月分=40,000円・・・・(ア)

    • [単価×(日数、時間、回数)×倍率]の計算式項目の場合

      (昇給後の単価で計算した額)-(昇給前の単価で計算した額)
      普通残業手当の昇給差額
      残業時間:4月に6時間、5月に4時間の計算

      (割増単価)
      昇給前:280,000÷160時間=1,750円
      昇給後:300,000÷160時間=1,875円

      (4月の普通残業手当)
      昇給前:1,750円×6時間×1.25倍=13,125円
      昇給後:1,875円×6時間×1.25倍=14,062.5円
      (給与規定の端数処理が反映。例では切り上げで14,063円)

      (5月の普通残業手当)
      昇給前:1,750円×4時間×1.25倍=8,750円
      昇給後:1,875円×4時間×1.25倍=9,375円 

      (昇給後:14,063円+9,375円)-(昇給前:13,125円+8,750円)=1,563円・・・・(イ)
      (ア)+(イ)=40,000+1,563=41,563円(遡及支払額)

  • 金額を確認したら[転記]をクリックします。
  • クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックし、該当の従業員を選択します。
  • 「課税昇給差額」に[昇(降)給差額]の金額が転記されていることを確認します。
    • 昇給前の金額は、現時点の設定に基づき、前月の勤怠項目を使用して計算されます。
    • 昇給後の金額は、今回変更された昇給後の単価を元に計算されます。
    • 通勤費について
      支給単位が1か月の場合は、固定金額項目の場合と同様に差額を計算します。
      支給単位が3か月、6か月の場合は、通勤費を支払う月が遡及支払の期間に含まれている場合に差額を計算します。
    • ロック中の給与明細には昇給差額を転記できません。
      転記する前に、給与明細のロックを解除してください。

遡及支払が正しく行えない場合

以下の場合には、遡及支払額の計算が正しく行われません。

  • 計算項目を手入力で変更した場合
    残業手当などの計算項目計算結果を給与の明細入力画面で手入力して修正した場合、正確な昇給差額を求めることができません。
  • 支給項目の属性を変更した場合
    途中で支給項目の属性を変更した場合、変更後の属性を使用して計算を行うため、正確な昇給差額を求めることができません。
  • 過去データの入力が不十分な場合
    過去データの修正を行った場合、以下の項目に金額が正しく入力されていないと、正確な昇給差額を求めることができません。
    以下の明細項目も修正を行ってください。

    使用する明細項目 入力する金額(値)
    給与の勤怠および
    支給項目すべて
    各勤怠項目の値
    各支給項目の金額
    課税支給合計 支給合計から非課税分を差し引いた金額
    非税支給合計 支給合計から課税分を差し引いた金額
    支給合計 各給与の支給合計額
     
  • 固定金額項目を手入力で変更した場合
    例えば中途入社して基本給を日割計算した場合など、毎月固定の金額について日割計算や明細入力画面で手入力して金額を変更した場合、正確な昇給差額を求めることができません。

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

操作や製品購入、バージョンアップ、各種サポート・サービス等のご質問について、
メールでお問い合わせください。

弥生会計

ご覧になりたい製品のグレードをクリックしてください。

スタンダード プロフェッショナル プロフェッショナル2ユーザー ネットワーク AE

弥生販売

ご覧になりたい製品のグレードをクリックしてください。

スタンダード プロフェッショナル プロフェッショナル2ユーザー プロフェッショナル5ユーザー ネットワーク

弥生会計

ご覧になりたい製品のグレードをクリックしてください。

スタンダード プロフェッショナル プロフェッショナル2ユーザー ネットワーク AE

弥生販売

ご覧になりたい製品のグレードをクリックしてください。

スタンダード プロフェッショナル プロフェッショナル2ユーザー プロフェッショナル5ユーザー ネットワーク