資産は、会社の財産となるものです。
資産は、さらに以下に分類されます。
・「流動資産」・・・現金、預金、売掛金など短期間で現金化できるもの
・「固定資産」・・・土地、建物、機械装置など長期間継続して使えるもの
・「繰延資産」・・・開業費など、費用のうちその効果が将来にわたってあらわれるもの
資産が増えたときは「借方」へ、資産が減ったときは「貸方」へ記載します。
■資産が増えた
【例】
商品10,000円を売り上げ、現金で受け取った
【仕訳】
借方勘定科目 |
借方金額 |
貸方勘定科目 |
貸方金額 |
摘要 |
現金 |
10,000円 |
売上高 |
10,000円 |
商品売り上げ |
※現金が増えたので、「借方」に記載します。
■資産が減った
【例】
商品8,000円を仕入れ、現金で支払った
【仕訳】
借方勘定科目 |
借方金額 |
貸方勘定科目 |
貸方金額 |
摘要 |
仕入高 |
8,000円 |
現金 |
8,000円 |
商品仕入れ |
※現金が減ったので「貸方」に記載します。
■資産になるものの主な勘定科目
勘定科目 |
例 |
現金 |
硬貨、紙幣、小切手など |
当座預金 |
手形や小切手を使うための無利息の口座 |
普通預金 |
一般的な預金口座 |
受取手形 |
通常の営業取引で受け取った手形 |
売掛金 |
掛売上の債権(未回収の部分) |
有価証券 |
売買目的で保有する株式 |
商品 |
期末に持っている在庫品 |
建物 |
本社ビル、工場など |
工具器具備品 |
コンピューター、机、イスなど |
車両運搬具 |
営業車、トラックなど |
付属設備 |
給排水設備、電気設備など |
敷金 |
事務所などを借りるときに貸主に一時的に預けるお金 |