事業用の資金を借り入れた場合は、借り入れたときと毎月の返済のときの仕訳が必要です。
【例】
事業用の資金を3,000万円借り入れし、保証料345,000円、印紙代200円を差し引き29,654,800円が事業用の通帳に振り込まれた。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
普通預金 | 29,654,800円 | 借入金 | 30,000,000円 | 事業用資金の借り入れ |
前払費用 | 345,000円 | 保証料 | ||
租税公課 | 200円 | 印紙代 |
【例】
事業用の通帳から、借入金の元金500,000円と利息50,000円の合計550,000円が引き落とされた。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
借入金 | 500,000円 | 普通預金 | 550,000円 | 借入金返済 |
支払利息 | 50,000円 | 利息支払い |
なお「前払費用」として計上した保証料は、決算のときに借入期間に渡って経費にします。
12月決算の法人や個人事業主が、借入期間5年で今年1月に借り入れされた場合は、以下のように今年の経費を計算します。
今年の経費の計算方法
345,000円×12カ月÷(12カ月×5年)=69,000円
【例】
保証料の今年の経費金額を経費として計上する
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
前払費用償却 | 69,000円 | 前払費用 | 69,000円 | 保証料の経費計上 |
※借方勘定科目は「保険料」などの経費科目でも問題ありません。