決算・申告、業務の流れ(法人)
開業前に事務所を借りたときの処理方法

ID:ida1508
開業のために事務所を借りた場合は、「地代家賃」などの経費の科目で仕訳(帳簿付け)します。

法人の場合、事業を開始するまでの、開業準備のために特別に支出する費用を「開業費」とします。
一般的に事務所家賃や水道光熱費など、経常的(一定の間隔や頻度)に発生する費用は「開業費」にすることができません。

【例】
開業のために借りた事務所の家賃等260,000円を現金で支払った
内訳は、家賃80,000円 敷金100,000円 礼金80,000円だった
(契約期間は2年とする)

【仕訳】
借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
地代家賃 80,000円 現金 260,000円 ○月分家賃支払い
敷金 100,000円 敷金支払い
地代家賃 80,000円 礼金支払い
※敷金は、退去後に戻ってくるため経費にできません。
資産として考え、「投資その他の資産」区分の「敷金」などの科目で仕訳します。
なお、敷金のうち契約上、償却される部分の金額は、礼金と同様に仕訳します。
※礼金は、後で戻ってこないため「地代家賃」として経費で処理することができます。

20万円以上の礼金を支払った場合は「投資その他の資産」区分の「長期前払費用」として仕訳し、決算のときに契約期間に渡って経費にします。

【例】
開業のために借りた事務所の家賃等390,000円を現金で支払った
内訳は、家賃80,000円 敷金100,000円 礼金210,000円だった
(契約期間は2年とする)

【仕訳】
借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
地代家賃 80,000円 現金 390,000円 ○月分家賃支払い
敷金 100,000円 敷金支払い
長期前払費用 210,000円 礼金支払い

【例】
決算で、礼金を契約期間に渡って経費にする
(経費にできるのは6か月分とする)
210,000円×6か月÷(12か月×2年)=52,500円

【仕訳】
借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
長期前払費用償却 52,500円 長期前払費用 52,500円 礼金の償却

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