●養老保険
満期時に死亡保険金と同額の満期保険金が支払われるものをいいます。
保険金受取人 | 主契約保険料 | 特約保険料 | |
死亡保険金 | 生存保険金 | ||
法人 | 法人 | 資産計上 | 期間の経過に応じて 経費にする ※1 |
役員・従業員 の遺族 |
役員・従業員 | 給与 | |
役員・従業員 の遺族 |
法人 | 1/2・・資産計上 1/2・・経費 ※1 |
※1 役員等のみを被保険者にする場合には、経費になる部分を給与として取り扱います。
【例】養老保険20,000円を普通預金で支払った
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
保険積立金 | 10,000円 | 普通預金 | 20,000円 | 保険料の支払い |
保険料 | 10,000円 |
*死亡保険金は役員・従業員の遺族が、生存保険金は法人が受け取る契約のため
●定期保険
定期保険とは、生命保険のうち保障期間を契約時に定め、契約終了時の返戻金のないものをいいます。【取り扱い】
保険金受取人 | 主契約保険料 | 特約保険料 | |
死亡保険金 | 生存保険金 | ||
法人 | なし | 経費※2 | 経費※2 |
役員・従業員 の遺族 |
なし | 経費※2 |
※2 役員等のみを被保険者にする場合には、支払金額を給与として取り扱います。
【例】借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
保険料 | 10,000円 | 普通預金 | 10,000円 | 保険料の支払い |
*定期保険は支払金額の全額が経費になります。
定期保険には、この他に、定期付養老保険や長期平準定期保険、逓増定期保険など
がありますが、これらは取り扱いが異なります。
詳細は保険会社、税理士もしくは所轄税務署にお問い合わせください。
●終身保険
終身保険とは、生命保険のうち契約期間の終了がないものをいいます。
【取り扱い】保険金受取人 | 主契約保険料 | 特約保険料 | |
死亡保険金 | 生存保険金 | ||
法人 | なし | 資産計上 | 経費※3 |
役員・従業員 の遺族 |
なし | 給与 |
※3 役員等のみを被保険者にする場合には、特約保険料の支払い部分を給与として取り扱います。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
保険積立金 | 10,000円 | 普通預金 | 10,000円 | 保険料の支払い |
*死亡保険金は法人が受け取るため、「保険積立金」などの資産科目で仕訳します。