商品を仕入れたときの処理の流れは、以下になります。
1.検品・検収
2.帳簿に仕入れの仕訳を記載
3.請求書を受け取り、代金の支払い
4.帳簿に支払いの仕訳を記載
5.帳簿で買掛金の残高の確認
1.検品・検収
仕入れた商品が注文どおりに発送されてきたかどうかを確認します。
商品と共に納品書も送られてきます。
納品書と商品の内容や数量を照合し、確認します。
間違いがあった場合や、不良品があった場合には先方に連絡します。
2.帳簿に仕入れの仕訳を記載
注文した商品が届いたときは、帳簿に仕入れの仕訳を記載します。
(商品入荷をもって仕入を計上する基準を採用)
代金の支払いが後日の場合は「買掛金」で処理します。
借方勘定科目 |
借方金額 |
貸方勘定科目 |
貸方金額 |
摘要 |
仕入高 |
***円 |
買掛金 |
***円 |
○月分仕入 |
3.請求書を受け取り、代金の支払い
請求書が届いたら、納品書と違いがないか、支払期日、振込先、支払金額などを確認します。
間違いがなければ、支払期日までに代金を支払います。
4.帳簿に支払いの仕訳を記載
支払いが済んだら、買掛金を支払った仕訳を記載します。
借方勘定科目 |
借方金額 |
貸方勘定科目 |
貸方金額 |
摘要 |
買掛金 |
***円 |
普通預金 |
***円 |
○月分仕入代金の支払い |
5.帳簿で買掛金の残高の確認
支払いの仕訳を入力したら、実際の買掛金の残高と帳簿の買掛金の残高を確認します。
一致したら、この仕入取引の処理は終了です。
一致しない場合は帳簿付けの金額間違いや入力漏れの可能性があります。
また、振り込み明細などで、送金額の誤りがないかも確認します。
確認後、修正します。