小口現金は、交通費や消耗品の購入のための日々のこまごまとした支払いのために社内に置いておく少額の現金です。
本社管理が難しい支店等で、少額で本社決裁が不要な買い物等迅速にするために用いられます。
通常は手提げ金庫などで一定額を保管し、社員からの請求時に金庫内の現金から領収書等の証憑をもらい精算をし、一定期間ごとに現金の補充を行います。
このときに、金庫内の現金の管理用の勘定科目として「小口現金」勘定が使われることが多いです。
これは金庫内の現金が過不足なく保管されているかチェックできるように、「現金」勘定とは別科目で管理しているものであり、社員の立替払いを給与支払い時などにまとめて精算するような方法を採用している場合には使用する必要はありません。