確定申告、業務の流れ(個人)
個人事業主が利息を受け取った場合の仕訳方法は?

ID:ida697

1.事業用の預金口座に利息がついた場合

事業用の預金口座に付与された利息は、事業所得や不動産所得には該当しないため、「事業主借」で仕訳をします。
※「事業主借」は、事業主の私的な収入や事業以外の収入を処理するための勘定科目です。

【仕訳例】
事業用の普通預金に受取利息35円が入金された場合

借方勘定科目借方金額貸方勘定科目貸方金額摘要
普通預金35円事業主借35円預金利息

なお、預金利息は源泉分離課税の対象であり、既に税金が天引きされているため、原則として確定申告の必要はありません。

2.従業員にお金を貸して利息を受け取った場合

従業員に貸した貸付金の利息は、事業所得や不動産所得に該当するため、「雑収入」などで仕訳します。

【仕訳例】
事業用の普通預金に貸付利息100円が入金された場合

借方勘定科目借方金額貸方勘定科目貸方金額摘要
普通預金100円雑収入100円貸付利息

※上記の勘定科目は一般例です。
 「受取利息」などの他の科目を使うこともあります。

3.友人にお金を貸して利息を受け取った場合

友人に貸した貸付金の利息は「雑所得」となり、事業所得や不動産所得には該当しないため、通常は仕訳の必要はありません。
ただし、事業用の預金口座に入金された場合には、残高管理のため「事業主借」で仕訳をします。

【仕訳例】
事業用の普通預金に貸付利息150円が入金された場合

借方勘定科目借方金額貸方勘定科目貸方金額摘要
普通預金150円事業主借150円貸付利息

4.借入金を一括返済して戻し利息を受け取った場合

借入金を一括返済した際、払いすぎた利息が返金されることがあります。
これを「戻し利息」といい、既に費用処理された支払利息に対する返金のため、「支払利息」で仕訳します。

【仕訳例】
長期の借入金を一括で返済し、利息50,000円が事業用の普通預金に振り込まれた場合

借方勘定科目借方金額貸方勘定科目貸方金額摘要
普通預金50,000円支払利息50,000円戻し利息

※上記の勘定科目は一般例です。
 「雑収入」などの他の科目を使うこともあります。

※借入時の仕訳は以下のページを参照してください。
事業用資金を借り入れたときと毎月の返済時の仕訳

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