確定申告の控除には大きく分けて「所得控除」と「税額控除」があります。
■所得控除
所得控除は、税額を計算する前の所得(利益)から控除が適用されます。
所得税額は、所得(利益)から所得控除を差し引いた金額に税率をかけて計算します。
そのため所得控除の金額がすべて税額から差し引かれるわけではありません。
また、所得税は所得の金額に応じた累進税率を採用していることから、適用される税率によって
結果的に控除される金額が変わってきます。
例 ・・・ 生命保険料控除、配偶者控除、医療費控除など
■税額控除
税額控除は、所得控除を差し引いた後の金額(課税所得金額)に、税率をかけて計算した税額から
直接、控除が適用されます。
そのため計算された所得税額を限度として、控除の金額がすべて税額から差し引かれます。
例 ・・・ 住宅借入金等特別控除など