事業用資産の損害保険料(火災保険料など)を一括で支払った場合、支払時に全額を経費で処理します。
ただし、契約期間が2年以上のものについては、翌期以降の経費計上分を月割り按分し、長期前払費用に振り替えます。
それぞれ以下のように仕訳します。
【例】
1年契約の火災保険料20,000円を現金で支払った
【仕訳】
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
(損害)保険料 | 20,000円 | 現金 | 20,000円 | 火災保険料 |
【例】
今年の1月に、2年契約の火災保険料30,000円を現金で支払った
※12月決算の場合
【仕訳】
・支払時の仕訳
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
(損害)保険料 | 30,000円 | 現金 | 30,000円 | 火災保険料 |
・決算時の仕訳
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
(長期)前払費用 | 15,000円 | (損害)保険料 | 15,000円 | 翌年以降の火災保険料 |
・翌期に費用計上する仕訳
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
(損害)保険料 | 15,000円 | (長期)前払費用 | 15,000円 | 本年度分の火災保険料 |