
「支給」「控除」の明細項目に、条件や金額の上限を設定することができます。
条件や金額の上限を設定できるのは、「支給」「控除」の明細項目で[項目の属性]に「固定単価」「計算式」を設定している場合のみです。
「優先項目」「勤怠項目の条件」「金額の上限」の3つを設定できます。また、複数の条件を組み合わせて設定することもできます。
ここでは、以下3つの例の設定方法を説明します。
- 皆勤手当を欠勤日数が0日以内の場合に支給したい
- 精勤手当を皆勤手当が0円、欠勤日数が1日以内、遅刻回数が0回以内の場合に支給したい
- 契約手当を契約回数ごとに支給する際、上限を10,000円としたい
皆勤手当を欠勤日数が0日以内の場合に支給したい
設定する明細項目「皆勤手当」を事前に作成してください。[項目の属性]は「固定単価」または「計算式」を選択してください。
明細項目を設定する
- メニューの[設定]-[明細設定]-[明細項目管理]をクリックします。
- [給与]タブにある「支給」を選択して展開します。
- [皆勤手当]の歯車マークをクリックします。
-
「条件・金額上限の設定」を展開します。
-
「勤怠項目の条件」の日数の条件をオンにして、各項目(「欠勤日数」「0.00」「以内」)を設定します。
- [保存]をクリックします。
精勤手当を皆勤手当が0円、欠勤日数が1日以内、遅刻回数が0回以内の場合に支給したい
設定する明細項目「精勤手当」を事前に作成してください。[項目の属性]は「固定単価」または「計算式」を選択してください。
明細項目を設定する
- メニューの[設定]-[明細設定]-[明細項目管理]をクリックします。
- [給与]タブにある「支給」を選択して展開します。
- [精勤手当]の歯車マークをクリックします。
-
「条件・金額上限の設定」を展開します。
-
「支給可否の条件」の各項目をオンにして、以下のように設定します。
優先項目:「皆勤手当」
勤怠項目の条件- 日数をオンにして「欠勤日数」「1.00」「以内」を設定
- 回数をオンにして、「遅刻回数」「0.00」「以内」を設定
- [保存]をクリックします。
契約手当を契約回数ごとに支給する際、上限を10,000円としたい
設定する明細項目「契約手当」を事前に作成してください。[項目の属性]は「固定単価」または「計算式」を選択してください。
明細項目を設定する
- メニューの[設定]-[明細設定]-[明細項目管理]をクリックします。
- [給与]タブにある「支給」を選択して展開します。
- [契約手当]の歯車マークをクリックします。
-
「条件・金額上限の設定」を展開します。
-
[上限値]をオンにして、金額に「10,000」を入力します。
- [保存]をクリックします。
「選択した勤怠項目と「使用する支給形態」で選択されている内容が一致していません。」と表示される場合
条件を設定したい明細項目の「使用する支給形態」が、「勤怠項目の条件」に設定している明細項目の「使用する支給形態」と一致していない場合、メッセージが表示されます。
例:「皆勤手当」は「欠勤日数」が0日以内のときに支給する
「皆勤手当」の「使用する支給形態」は月給制/日給月給制/日給制/時間給制すべてチェック
「欠勤日数」の「使用する支給形態」は月給制/日給月給制/時間給制にチェック
上記のメッセージが表示されている場合、「勤怠項目の条件」の明細項目に設定していない支給形態の従業員は、[明細(入力)]画面に該当の明細項目の計算結果は「0」となります。
計算されない場合は、「勤怠項目の条件」の明細項目の「使用する支給形態」を確認してください。