ライセンス認証やオンラインアップデートを行うときなどに、以下のメッセージが表示されることがあります。
「エラーが発生しました。しばらく時間をおいてからライセンス認証を行ってください。再度同じエラーが出た場合は、カスタマーセンターにお問い合わせください。エラーコード:10204-2」
このメッセージは、WMI(Windows Management Instrumentation)または、.NET Framework 3.5 SP1が正常に動作していない場合に表示されます。
以下の手順で、WMIが正常に動作しているか、.NET Framework 3.5 SP1が正しくインストールされているか確認します。
WMIが正常に動作しているかの確認方法
- [WMIコントロール(ローカル)]画面を表示します。
- [スタート]ボタンからすべてのアプリを表示して、[Windows システムツール]または[Windowsツール]-[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- [名前]に「wmimgmt.msc」と入力して、[OK]をクリックします。
- [ユーザーアカウント制御]画面が表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。
- 左側の[WMIコントロール(ローカル)]を右クリックして、[プロパティ]をクリックします。
[WMIコントロール(ローカル)のプロパティ]画面が表示されます。
- [全般]タブに「正常に接続しました」と表示され、コンピューターの情報が正常に表示されているか確認します。
エラーが表示される場合や、コンピューターの情報が正しく表示されない場合は、WMIが正常に動作していない可能性があります。
コンピューターメーカーまたは日本マイクロソフト株式会社へお問い合わせください。
「正常に接続しました」と表示されていても、エラーが発生する場合
以下の手順で「.NET Framework 3.5 SP1」が正しくインストールされているか確認します。
- [コントロールパネル]を表示します。
Windows 11
[スタート]ボタンから[すべてのアプリ]-[Windows ツール]を選択して[コントロールパネル]をダブルクリックします。Windows 10
[スタート]ボタンからすべてのアプリを表示して、[Windows システムツール]-[コントロールパネル]をクリックします。 - [プログラムのアンインストール]をクリックします。
- [Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックします。
- [.NET Framework 3.5(.NET 2.0 および 3.0 を含む)]のチェックボックスの状態を確認します。
- チェックが付いている場合、[.NET Framework 3.5]は有効です。
- チェックが付いていない場合、[.NET Framework 3.5]は無効です。
-
チェックボックスの状態に応じて、以下の操作を行います。
- 無効になっている場合:チェックボックスをクリックして有効(チェックが付いた状態)にし、[OK]をクリックします。
- 有効になっている場合:クリックして無効(チェックが付いていない状態)にし、[OK]をクリックします。
コンピューターコンピューターの再起動を行った後、[Windowsの機能の有効化または無効化]を開き、 [.NET Framework 3.5(.NET 2.0 および 3.0 を含む)]のチェックボックスをクリックして有効(チェックが付いている状態)にし、[OK]をクリックします。
- メッセージが表示された場合はコンピューターを再起動します。
- [エラーコード:10204-2]が解消するか確認します。
「.NET Framework 3.5 SP1」が有効であり、無効に切り替えてから有効にしてもエラーが解消しない場合は、以下の手順でログファイルの内容を確認のうえ、[サポート問合せ票]送信等によるメールサポートお問い合わせ手順にて、弊社カスタマーセンターにお問い合わせください。
弥生のシステムログファイルの確認方法
ログファイルのエラー内容に応じて原因と対処が異なります。- [ドキュメント]を表示します。デスクトップからタスクバーの[エクスプローラー]-[ドキュメント]をクリックして開きます。
- [Yayoi]-[SystemLog]-[Common]フォルダーを開きます。
- [YmUpdate]フォルダーを開きます。ログファイルが出力されます。
- エラーが発生した日時のファイルをダブルクリックして開きます。
- 同様に以下のフォルダーを開き、エラーが発生した日時のファイルをダブルクリックして開きます。[YmUpdateWorker]
[YmUpdateBatch]
[Y*****XX](「*****」には製品名、「XX」には製品のバージョンが入ります)
[YmStartupUI]
ログファイルは、それぞれのフォルダーに以下のファイル名で保存されています。
弥生19以降の場合
- Common_[YmUpdate]_yyyymmdd(日付)
- Common_[YmUpdateWorker]_yyyymmdd(日付)
- Common_[YmUpdateBatch]_yyyymmdd(日付)
- Common_[Y*****XX]_yyyymmdd(日付)(「XX」の部分は製品のバージョンが入ります)
- Common_[YmStartupUI]_yyyymmdd(日付)
弥生18以前の場合
- Common_[YmUpdate]_yyyymmdd(日付)_hhmmss(時刻)_[XXXX]
- Common_[YmUpdateWorker]_yyyymmdd(日付)_hhmmss(時刻)_[XXXX]
- Common_[YmUpdateBatch]_yyyymmdd(日付)_hhmmss(時刻)_[XXXX]
- Common_[Y*****18]_yyyymmdd(日付)_hhmmss(時刻)_[XXXX]
- Common_[YmStartupUI]_yyyymmdd(日付)_hhmmss(時刻)_[XXXX]
[サポート問合せ票]送信方法
ログファイルのエラー部分を貼り付けて[サポート問合せ票]を送信します。- [サポートツール]フォルダーを表示します。 [サポートツール]フォルダーの表示方法
- [サポート問合せ票]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。 ※印の付いた必須項目に入力を行います。このときに「ライセンス認証が必要」とのエラーが発生する場合は、メールサポートお問い合わせ方法の手順を行ってください。
- [※エラーが発生している場合は、環境情報取得のためチェックを入れてください。]にチェックを付けます。
- [お問い合わせ内容]に「FAQNo.12269参照済み」と記載のうえ、ログファイルのエラー部分をコピー貼り付け、または下記のような状況の詳細を記載ください。
- 該当のフォルダーがない。
- フォルダーはあるが、その中にシステムログファイルがない。
- システムログファイルはあるが、エラーが発生した日時のものがない。
- システムログファイルがあるが、エラーが記載されていない。
- [送信]をクリックします。
メールサポートお問い合わせ方法
メールサポートのフォームからお問い合わせください。- メール・チャットでのお問い合わせを表示します。
- [製品操作のお問い合わせ]をクリックします。
- メールサポートの[問い合わせ情報入力]画面で※印の付いている箇所に入力を行います。
- [お問い合わせ内容]に「FAQNo.12269参照済み」と記載のうえ、ログファイルのエラー部分をコピー貼り付け、または下記のような状況の詳細を記載ください。
- 該当のフォルダーがない。
- フォルダーはあるが、その中にシステムログファイルがない。
- システムログファイルはあるが、エラーが発生した日時のものがない。
- システムログファイルがあるが、エラーが記載されていない。
- [次へ]をクリックして、[問い合わせ情報確認]画面を確認して[送信]をクリックします。