消費税申告[(2)消費税額]の金額が少ない場合に、考えられる原因として、決算時に登録する消費税清算仕訳に問題がある場合があります。消費税の経理方式が「税抜」の場合、決算時に登録する消費税清算仕訳を入力します。
「仮受消費税(仮受消費税等)」「仮払消費税(仮払消費税等)」の税区分の選択が誤っている場合、消費税申告の消費税額が正しく計算されません。(消費税額が0円になることもあります)消費税清算仕訳の「仮受消費税(仮受消費税等)」「仮払消費税(仮払消費税等)」の税区分は必ず「対象外」で登録する必要があります。
消費税申告の消費税額が少ない場合は、下記の手順で消費税の清算仕訳を表示し、「仮受消費税(仮受消費税等)」「仮払消費税(仮払消費税等)」の「税区分」を確認し必要に応じて「対象外」に修正してください。
「仮受消費税等」「仮払消費税等」の勘定科目を使用している場合でも、以下の内容を読み替えて確認してください。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリから[総勘定元帳]をクリックします。
- [勘定科目]で「仮払消費税(仮払消費税等)」を選択して消費税の清算仕訳を表示し、ダブルクリックします。[税抜/税込切替]を「税込」に切り替えると「仮払消費税(仮払消費税等)」の勘定科目を利用して登録した取引だけが表示されるため、清算仕訳を探しやすくなります。
[振替伝票]画面に消費税の清算仕訳が表示されます。 - 「仮受消費税(仮受消費税等)」「仮払消費税(仮払消費税等)」の税区分を[対象外]に修正して、[登録]をクリックします。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリから[消費税申告書作成]をクリックします。
- [申告基礎]をクリックして、[データ取込]をクリックします。「[消費税集計表]からデータを取り込みます。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。
- [戻る]をクリックして、消費税申告の消費税額が正しく計算されていることを確認します。