1人の従業員に複数の時間給単価を設定するには、自動計算させる手当の項目を単価ごとに作成する必要があります。
ここでは、午前勤務(単価:1,100円)と午後勤務(単価:1,150円)で時間給が異なる場合を例に説明します。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
- [支給区分]で[給与]、[項目グループ]では[勤怠]を選択します。
- [作成]をクリックして、名称に[午前時間]と入力し、単位から[時間]を選択します。
(このとき、[特殊設定]のチェックは付けません。
)
- [OK]をクリックします。
- [項目グループ]を[支給]に切り替えて[作成]をクリックします。
- 名称に「午前手当」と入力して[OK]をクリックします。
([特殊設定]のチェックは付けません。
)
- 作成した明細項目の[一般]タブを開き、[使用する支給形態]から必要な支給形態にチェックを付けます。
- [『支給項目』としての設定]で属性から[単価×時間×倍率]を選択して、[課税][賃金]等の必要な部分にチェックを付けます。
- [計算式]タブを開き、以下の設定を行います。
[集計方法]:加算
[単価の種類]:固定単価
[時間]:午前時間
[倍率]:1.000 - クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[従業員]をクリックします。
- 「午前手当」の明細項目を使用する従業員を選択し、[単価]タブを開きます。
作成した項目(「午前手当」)の単価(1,100円)を入力します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力]をクリックします。
- 明細入力画面で「午前時間」に時間を入力すると、「午前手当」が自動計算されることを確認します。
- 「午後手当」の明細項目も手順1~13と同様の作業を行います。
給与明細書の印刷では「午前手当」と「午後手当」を「基本給」として合算して表示する場合
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
- [支給区分]で[給与]、[項目グループ]では[支給]を選択して、[表示]から「基本給」を選択します。
- [一般]タブの[『支給項目』としての設定]の[集計対象]で、「午前手当」と「午後手当」にチェックを付けます。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックします。
明細書では、「午前手当」と「午後手当」が別々に表示されていますが[イメージ]をクリックすると、実際の印刷イメージが表示され、[基本給]として「午前手当」と「午後手当」の合算した金額が印字されます。