従業員の単価が月の途中(締切期間)で変更になった場合は、変更前の単価で給与計算を行い、計算された金額を印刷するか、またはメモなどに控えます。次に従業員情報で新しい単価に変更して、変更後の単価で給与計算を行います。変更前の単価で計算した金額と変更後の単価で計算した金額を手計算で合算し、明細入力画面の基本給に直接手入力します。
弥生給与(やよいの給与計算)では、従業員情報の履歴は保持されないため、変更前と変更後それぞれの給与を自動計算することはできません。現時点で設定している単価でのみ、基本給などの支給額が計算されます。
以下の方法で、明細入力画面の[基本給]に変更前と変更後の単価で計算した金額を手計算して直接手入力する方法を説明します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックします。
- 単価の変更を行う従業員を表示します。
- 月の途中までの勤怠項目(実働時間、パート時間、残業手当、欠勤等)の入力を行います。
- 計算された「基本給」や「残業手当」などの計算結果を印刷またはメモします。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[従業員]をクリックします。
- [表示]の一覧から単価を変更する従業員を選択し、[単価]タブをクリックします。
- [基本給(時給)][基本給(日給)]や「手当」などの単価を変更します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックします。 画面を開くと変更後の単価で再計算されていますが、そのまま先ほど入力した勤怠項目を消して、後半の勤怠情報を入力します。
- 手順4でメモした金額と、手順8で計算した金額を手計算で合算します。
- [変動項目]のチェックを外して、各明細項目の1か月の勤怠を入力し、支給項目に合計金額を直接入力します。