それぞれの詳細を記載します。
昨年12月に退職しているが、本年1月に最後の給与支給がある
給与が当月末締め翌月支給などの場合は、昨年12月に退職していても、本年1月に最後の給与支給があるため、本年の年末調整の対象とみなして、年調明細入力画面に表示されます。
該当の従業員を年調明細入力画面に表示したくない場合は、一時的に退職年月日を変更(一か月前にずらすなど)して従業員を非表示にします。作業後に、退職年月日を本来の年月日に戻します。昨年退職した従業員が年調明細入力に表示される例(1)
給与締切日と支給日:当月末締め、翌月20日支給
従業員:昨年12月20日退職(最終の給与支給日は本年1月20日)
年末調整の集計期間:本年1月度~12月度
支給日以前に退職した従業員にも賞与を支給する設定になっている
[賞与データ設定]で[支給日より前に退職した従業員にも賞与を支給]のチェックが付いていると、その期間内の退職日であれば、賞与の支給対象者とみなして年調明細入力画面に表示されます。[賞与データ設定]は、次の手順で確認します。
- クイックナビゲータの[賞与支払]カテゴリから[賞与の作成]をクリックします。
- [賞与処理設定]の[設定]をクリックします。
- [賞与データ設定]で、[支給日より前に退職した従業員にも賞与を支給]のチェックが付いているか確認します。
チェックが付いている場合で、その期間内の退職日であれば、賞与の支給対象者とみなして年調明細入力画面に表示されます。
該当の従業員を年調明細入力画面に表示したくない場合は、一時的に退職年月日を[支給日より前に退職した従業員にも賞与を支給]の期間より前の年月日に変更して、従業員を非表示にします。作業後に、退職年月日を本来の年月日に戻します。
複数の締切日グループが登録されている<弥生給与のみ>
複数の締切日グループ(末締め翌月支給と、末締め当月支給など)が登録されていると、昨年退職した従業員が年調明細入力画面に表示される場合があります。
これは、複数の締切日グループが登録されている場合、すべての締切日グループを年末調整の集計対象とするためです。
昨年退職した従業員が年調明細入力に表示される例(2)
締切日グループ | 締切日と支給日 | 年調対象期間 |
① | 当月末日締め、翌月20日支給 | 昨年12月1日~本年11月末日 |
② | 当月末日締め、当月末日支給 | 本年1月1日~本年12月末日 |
グループ①②の対象期間(昨年12月1日~本年12月末日)が年末調整対象期間になります。
締切日グループ②に所属している従業員が昨年12月20日に退職した場合、最終給与の支給日は昨年12月末日であり、本年に支給はありませんが、上記のとおり年末調整対象期間内であるため、年調明細入力画面に表示されます。