棚卸後の実在庫数と弥生販売の在庫数が一致していない場合は、以下のどちらかの方法で在庫数を調整します。
- 実在庫数との差を出庫伝票で登録する
特定の商品の在庫数を調整したいときは出庫伝票で在庫数の調整を行います。
出庫伝票の作成 - 棚卸一括調整で実在庫数を登録する
複数の商品の在庫数を一括で調整したいときは棚卸一括調整で在庫数の調整を行います。
ここでは、複数の商品の在庫数を一括で調整する方法として、[棚卸一括調整]での操作手順を説明します。
棚卸一括調整の手順
棚卸を行うには在庫の出庫先を設定する必要があるため、あらかじめ1件の得意先として[得意先台帳]に登録しておく必要があります。既に在庫調整用の得意先を[得意先台帳]に登録済みの場合は、手順3から作業を進めてください。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[得意先]をクリックします。
- [得意先台帳]に在庫調整用の得意先を登録します。
ここでは、例としてコードを[ソノタ99999]、得意先名称を[在庫調整]として登録します。
[コード]は通常の売上資料を[コード順]で集計したときに、最後に表示されるようなコードを登録し、 得意先別資料を集計するときに集計範囲に含まれないように運用することをお勧めします。
- クイックナビゲータの[在庫]カテゴリから[棚卸]をクリックします。 [棚卸一括調整]画面が表示されます。
- [棚卸日]に実際に棚卸を行った日付を入力します。
- [倉庫]で在庫数を調整する倉庫を選択します。
- [伝票番号]は棚卸で作成される[出庫伝票]に反映します。 初期値では[99999999]と表示されます。必要に応じて変更します。
- [出庫先]に手順1~2で登録した得意先コードを選択し、[OK]をクリックします。
- [条件設定]をクリックして、[集計]タブの[順序]を設定します。 [その他]タブの[帳簿在庫数が0の商品]にチェックを付けます。
- [OK]をクリックします。 在庫管理している商品の帳簿在庫数が一覧表示されます。
- 在庫数を調整する商品の[実地棚卸数]に実際の在庫数を入力します。
[差異]には調整に必要な数値が自動表示されます。
<A> 帳簿在庫数より実地棚卸数が少ない場合、差異はプラスの数値で計算されます。
<B> 帳簿在庫数より実地棚卸数が多い場合、差異はマイナスの数値で計算されます。 - [登録]をクリックします。
- 「出庫伝票を登録します。よろしいですか?」とメッセージが表示されます。 [はい]をクリックすると、出庫伝票が作成されます。
[棚卸一括調整]を行うと、出庫伝票が1商品に対して1枚ずつ作成されます。
[棚卸一括調整]で一括作成した出庫伝票を修正または削除する場合は、クイックナビゲータの[在庫]カテゴリから[商品の出庫]をクリックして、対象の出庫伝票を1枚ずつ修正または削除を行ってください。
棚卸日と同日付で以下の伝票を登録すると在庫数に反映します。(売上伝票、仕入伝票、出庫伝票、生産伝票)伝票登録後の在庫数を再度ご確認ください。