入金伝票の合計部に表示される[回収予定額]、[当月回収額]、[売掛残高]の金額について説明します。
※弥生販売 スタンダードでは、入金伝票下部の「消込部」は表示されません。
例として会計期間が「20**年4月1日~翌年3月31日」のデータで、20**年6月30日の日付で伝票を作成するものとして説明します。
このデータでは毎年「4月1日~翌年3月31日」を「会計年度」といい、毎月「1日~31日」を「会計月」といいます。
例えば会計期間が「3月21日~翌年3月20日」のデータの場合は、会計月は毎月「21日~翌月20日」ということになります。
1.回収予定額
[回収予定額]欄には、回収予定表の[回収予定額]が表示されます。
入金伝票の[回収予定額]では、入金日の月度に応じて回収予定額を表示します。
例:事業所データの会計期間が4月1日~3月31日で、入金日が6月30日の場合
入金日の月度である6月1日~6月30日の回収予定額を表示します。
回収予定表の予定日は、請求単位で設定されます。
- 掛売上に対する請求締切を行っている場合、得意先台帳の「回収サイクル」と「回収日」を基に請求締切を行ったときに予定日が設定されます。
- 都度請求の売上伝票の場合、得意先台帳の「回収サイクル」と「回収日」を基に売上伝票画面に予定日が設定されます。
<確認手順>
- クイックナビゲータの[売上レポート]カテゴリから[回収予定表]を開きます。
- 確認したい請求先を選択します。
- [回収予定表]の[ズーム]をクリックします。
- 確認したい請求先の請求明細書が表示されます。
- 請求明細書の[今回売上額]が回収予定表の[回収予定額]と一致することを確認します。
2.当月回収額
[当月回収額]欄には次の金額の合計が表示されます。
- 現在入金伝票で入力している金額
- 現在入力中の入金伝票の明細金額
- [入金日]を含む会計月で、既に入金伝票に登録済みの金額
- [入金月報]の[掛入金計]の金額
- [入金月報]の[掛入金計]の金額
3.売掛残高
[売掛残高]には請求先への全明細残高を表示します。つまり、[入金日]を含む会計月までの売掛残高のみでなく、仮に未来の日付で売掛が入力されている場合はその金額も含んで表示します。表示される[売掛残高]は[売掛残高一覧表]で会計期間の最終年度最終月の[当月末残高]と一致します。
<確認手順>
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[売掛残高]をクリックします。
- [期間]欄で[任意の期間]を選択します。
- 期間の月度でデータの最終年度最終月度を選択します。
- [集計]をクリックします。
- [当月末残高]の金額が入金伝票の[売掛残高]と一致することを確認します。