自動計算される帳票は、税計算に[内税][内税(請求明細書作成時に計算)]を選択している「見積書/納品書・請求書」です。
自動計算の設定を有効にするには、[メニュー]タブの[得意先・商品・設定]カテゴリから[設定]をクリックし、[帳票作成オプションの編集]の[内税帳票の場合、課税区分に連動して単価を変更する]を選択します。
[保存]をクリックして、設定内容を保存します。
自動計算時の端数処理
自動計算時に単価・金額の端数処理は以下の設定から計算します。
<単価の端数処理>
- [課税]変更前の[単価]欄に入力している単価の桁数(小数桁を設定している場合は、小数桁で計算)
- 帳票上の[税計算]パネルの[消費税計算端数処理]
<金額の端数処理>
- [メニュー]タブの[得意先・商品・設定]カテゴリから[設定]の[帳票作成オプションの編集]の[基本端数処理]
帳票作成オプションなどが以下の設定になっており、消費税率10%で登録した伝票を消費税率8%に修正した場合を例に説明します。
- [帳票作成オプションの編集]の[基本端数処理]で[四捨五入]を選択している
- 納品書の[税計算]パネルの[消費税]で[内税]を選択している
- 納品書の[税計算]パネルの[消費税計算端数処理]を[四捨五入]を選択している
- 納品書の変更前の単価小数桁を[2]まで入力している
- 消費税率(課税)10%で内税単価0.87円、数量3で計算されている納品書の消費税率(課税)8%に変更する
- [メニュー]タブの[日常業務]カテゴリから[納品書・請求書の作成]を選択します。
- 任意で得意先を選択し、任意で商品を選択します。
- [課税]の消費税率をクリックして10%にして、内税単価0.87円、数量3で登録します。
- [メニュー]タブの[日常業務]カテゴリから[納品書・請求書の一覧]をクリックします。
- 消費税率を変更したい納品書にチェックを付けて、[開く]をクリックします。
- [課税]欄の[課税 10.0%]をクリックして[課税(軽)8.0%]を選択します。
- 単価が「0.85」円と表示されます。
消費税率(課税)10%から消費税率(課税)8%に変更すると、単価は内部的に[0.854182]と計算されます。
変更前の単価の小数桁が[2]なので、[税計算]パネルの[消費税計算端数処理]の設定に基づき、単価小数点2桁以下を四捨五入で端数処理され、納品書画面には「0.85」円と表示されます。 - 金額が「3」円と表示されます。
- (税込金額×100÷(100+変更前税率))×(100+変更後税率)÷100で求める(小数点以下を含む)
- 上記の計算結果を、変更前の単価小数桁と[税計算]パネルの[消費税計算端数処理]に従って、単価の端数処理を行います。
消費税率(課税)10%から消費税率(課税)8%に変更して、自動計算された単価「0.85」円に数量3で計算すると、金額は内部的に[2.55]と計算されます。帳票作成オプションの[基本端数処理]の設定に基づき、金額小数点以下は四捨五入で端数処理され、納品書画面には「3」円と表示されます。