事業用の「現金」とポケットマネー(プライベート用の現金)は、帳簿上、区別する必要があります。
やよいの青色申告 オンラインでは、取引手段として「現金」と「現金(個人用)」があり、現金の管理方法を間違ってしまうと、現金残高がマイナスになりますので注意してください。
まずは、現金の管理方法について説明します。
<パターン1:事業用の現金とポケットマネーが区別できている>
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例)レジ金や金庫などで事業用の現金を管理、かつ事業用の経費をポケットマネーで支払うこともある場合
事業用現金の取引は取引手段で「現金」を選択して、ポケットマネーの取引では「現金(個人用)」を選択し、区別して入力します。
<パターン2:事業用の現金とポケットマネーが区別できていない>
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例)フリーランス等で、事業用の現金がなく、ポケットマネーと一緒にしている場合
すべての現金取引において、取引手段で「現金(個人用)」を選択して入力します。
取引内容 | 開始残高の 設定 |
取引手段 | 決算書/帳簿の 表示科目 |
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パターン1 | 事業用の現金取引 | 設定する | 現金 | 現金 |
ポケットマネーでの取引 | 設定しない | 現金(個人用) | 事業主貸、事業主借 | |
パターン2 | すべての現金取引 | 設定しない | 現金(個人用) | 事業主貸、事業主借 |
※「現金(個人用)」で入力した取引は、自動的に事業主勘定(事業主貸、事業主借)として集計されます。
「家電量販店でコピー用紙とプリンターのインクを現金で購入した」場合の手順
- メインメニューから[かんたん取引入力]をクリックします。 [かんたん取引入力]画面が表示されます。
- [支出]タブをクリックして、以下の入力を行います。
<パターン1:事業用の現金から支払った>
<パターン1:ポケットマネーから支払った>
<パターン2:すべての現金取引>
※すべて「現金(個人用)」を選択します。「現金」は使用しません。
- [登録]をクリックします。