『弥生会計(やよいの青色申告) 24 Ver.30.2.1』以降で発生していた不具合により、「振替伝票」の画面から「証憑ビューアー」を使用して証憑画像をアップロードし、直後に伝票の編集や削除を行っている場合、振替伝票の内容が不正になっている可能性があります。詳細はインフォメーションを参照してください。
不具合に該当している場合、決算書や消費税申告書の金額が正しく集計されていない可能性があります。
既に該当期間の決算書、消費税申告書を作成されているお客さまは、誠に申し訳ございませんが改めて決算書、消費税申告書の作成を行い、金額に変動がないかのご確認をお願いいたします。
また、既に納税や還付がお済みの場合は、必要な手続きについて、管轄の税務署へご確認をお願いいたします。
不具合を修正した『弥生会計(やよいの青色申告) 25 Ver.31.0.1』ではデータコンバートの際に事業所データのチェックを行い、該当する伝票がある場合には、メッセージを表示してデスクトップに修復ログを出力します。メッセージが表示された場合には、デスクトップに出力された修復ログを開き、修復ログの記載内容に合わせて、該当する振替伝票の確認を行います。
ここでは、出力された修復ログ(ファイル名:弥生会計_証憑アップロード仕訳修復ログ.txt)の内容に応じた取引の修正方法を説明します。
- 【編集した仕訳の修復】が記載されている場合
- 【振替伝票の削除】が記載されている場合
- 【確認が必要な仕訳(明細行の確認)】が記載されている場合
- 【確認が必要な仕訳(伝票の確認)】が記載されている場合
- 【受信した差分データに含まれていた仕訳の修復】が記載されている場合
- 【振替伝票の削除(受信した差分データに含まれていた仕訳)】が記載されている場合
- 【確認が必要な仕訳(受信した差分データに含まれていた仕訳)】が記載されている場合
【編集した仕訳の修復】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.1の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
編集する前の状態の、不要な仕訳行が表示される状態となっていたため、不要な行を削除しました。 - 必要な操作
不要な行が自動で削除されているため、追加で必要な操作はありません。
【振替伝票の削除】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.2の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
削除したはずの伝票が一部画面(仕訳日記帳、総勘定元帳、消費税集計表等)に残って表示されていたため、完全に削除しました。 - 必要な操作
不要な伝票が自動で削除されているため、追加で必要な操作はありません。
【確認が必要な仕訳(明細行の確認)】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.3の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
内部データが不正になっていたため、内部データのみの修復を行いました(振替伝票の内容に変更はありません)。 - 必要な操作
同じ振替伝票の中に明細行が重複して登録されている可能性があるため、[証憑ビューアー]の証憑内容と振替伝票の内容が一致しているかを確認します。 - 該当する振替伝票の確認方法
- 修復ログに表示されている[会計期間]の年度を開きます。
- [仕訳日記帳]を開きます。
- [検索]をクリックし、該当の伝票を探します。
(検索例)
・[基本]タブ:[日付]を選択して、修復ログに表示されている[取引日付]が含まれる日付を設定します。
・[詳細]タブ:[取引タイプ]を選択して[振替伝票]にチェックを付けます。
・[詳細]タブ:[証憑画像]を選択して[あり]にチェックを付けます。 - [OK]をクリックします。
- 検索結果の中から、修復ログに表示されている[振替伝票]をダブルクリックして、内容を確認します。
【確認が必要な仕訳(伝票の確認)】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.13の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
内部データが不正になっていたため、内部データのみの修復を行いました(振替伝票の内容に変更はありません)。 - 必要な操作
不完全な削除が行われた振替伝票が残っている可能性があるため、記載されている振替伝票が必要かを確認し、不要な場合は削除します。 - 該当する振替伝票の確認方法
- 修復ログに表示されている[会計期間]の年度を開きます。
- [仕訳日記帳]を開きます。
- [検索]をクリックし、該当の伝票を探します。
(検索例)
・[基本]タブ:[日付]を選択して、修復ログに表示されている[取引日付]が含まれる日付を設定します。
・[詳細]タブ:[取引タイプ]を選択して[振替伝票]にチェックを付けます。
・[詳細]タブ:[証憑画像]を選択して[あり]にチェックを付けます。 - [OK]をクリックします。
- 検索結果の中から、修復ログに表示されている[振替伝票]をダブルクリックして、内容を確認します。
【受信した差分データに含まれていた仕訳の修復】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.23の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
編集する前の状態の、不要な仕訳行が表示される状態となっていたため、不要な行を削除しました。 - 必要な操作
不要な行が自動で削除されているため、追加で必要な操作はありません。
【振替伝票の削除(受信した差分データに含まれていた仕訳)】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.32の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
差分データ送信元のデータと送信先のデータのうち、片側のみに残っていた伝票を削除しました。 - 必要な操作
削除された伝票(ログの内容)が不要な内容か確認し、必要な場合には再度、振替伝票を登録します。
【確認が必要な仕訳(受信した差分データに含まれていた仕訳)】が記載されている場合
※ログの内容が上記の場合、12月31日、伝票No.43の振替伝票が該当します。
- 修復された内容
編集する前の状態の、不要な仕訳行が表示される状態となっていたため、不要な行を削除しました。 - 必要な操作
該当する日付、伝票Noの振替伝票について、差分データをやり取りしている相手側と差異が出ている可能性があります。(例:同じ伝票Noで不要な伝票が残っている、同じ伝票Noで金額が異なっている、など)
該当伝票について差分データをやり取りしている相手側と差異が出ていないか確認を行い、必要に応じて修正を行います。 - 該当する振替伝票の確認方法
- 修復ログに表示されている[会計期間]の年度を開きます。
- [仕訳日記帳]を開きます。
- [検索]をクリックし、該当の伝票を探します。
(検索例)
・[基本]タブ:[日付]を選択して、修復ログに表示されている[取引日付]が含まれる日付を設定します。
・[詳細]タブ:[取引タイプ]を選択して[振替伝票]にチェックを付けます。
・[詳細]タブ:[証憑画像]を選択して[あり]にチェックを付けます。 - [OK]をクリックします。
- 検索結果の中から、修復ログに表示されている[振替伝票]をダブルクリックして、内容を確認します。
- 上記の振替伝票を、差分データをやり取りしている相手側でも確認します。