
カスタム計算式を設定すると、[支給]または[控除]の明細項目に対して独自の計算式を設定できます。
ここでは、以下のような計算を例に計算式の事例を記載します。
- 計算式の途中で、端数処理をしたい
- 手当を契約数に応じて支給できるよう、階層を設定したい
カスタム計算式を設定するには、事前に[明細項目管理]の[共通設定]から「カスタム計算式を有効にする」を オンにしておきます。
通常、弊社カスタマーセンターでは、カスタム計算式の機能に関するお問い合わせのみ受け付けており、カスタム計算式の操作や設定方法についての案内は行っておりません。以下に例題をあげていますが、カスタム計算式の編集内容に関するご案内はカスタマーセンターでは行えませんのでご了承ください。
計算式の途中で、端数処理をしたい
例:普通残業手当を、割増基礎単価×倍率の時点で「切り上げ」の端数処理を行い、普通残業時間を掛けて計算したい- 設定メニューの[明細設定]ー[明細項目管理]をクリックします。
- [支給]をクリックし、「普通残業手当」の歯車マークをクリックします。
- [項目の属性]を「カスタム計算式」に変更して[カスタム計算式を編集]をクリックします。
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カスタム計算式を設定します。
割増基礎単価(1,785.71円)×1.250=2,232.1375(1円未満端数切り上げ:2,233円)
2,233円×普通残業時間(10時間)=22,330円(1円未満端数切り上げ:22,330円)明細(入力)画面の計算結果
手当を契約回数に応じて、段階的に支給したい
例:契約回数が0~5回未満:5,000円、5以上~10回未満:10,000円、10回以上:30,000円の成果報酬額を支給したい- 設定メニューの[明細設定]ー[明細項目管理]をクリックします。
- [支給]をクリックし、「成果報酬額」の歯車マークをクリックします。
- [項目の属性]を「カスタム計算式」に変更して[カスタム計算式を編集]をクリックします。
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カスタム計算式を設定します。
契約回数が5未満の場合(真の場合)、5000円
5以上の場合(偽の場合)、さらに条件判定を行う
契約回数が10未満の場合(真の場合)、10,000円
10以上の場合(偽の場合)、30,000円- 契約回数が1回の場合
- 契約回数が8回の場合
- 契約回数が12回の場合
- 契約回数が1回の場合