「年次有給休暇」は、前年度と本年度の計2年間の有給休暇を管理することができます。
付与された有給休暇は2年間有効となり、次年度で有給休暇を付与した場合は、2年前の有給休暇の残日数が消失します。
- 有給休暇の付与を行う前に、必ず給与データのバックアップを行ってください。
- 有給休暇の付与は、付与する給与月度の入力前に行ってください。
- 給与明細入力画面で「有休日数」を入力したまま[年次有給休暇]画面で設定を行うと、「有休残日数」が正しく計算されない場合があります。
入力済みの「有休日数」はいったん「0」にし、有給休暇を付与後、再度入力してください。
弥生給与(やよいの給与計算)では、有給休暇の増加日数(前回付与分に加算する日数)が同じ従業員ごとに有給休暇を付与することができます。
例えば、次のような従業員が登録されている場合は、前回付与分に加算する日数「0」の「田所 耕太郎、竹田 辰治」、前回付与分に加算する日数「1」の「鳥海 清一、卯月 良知、山本 尚幸」をそれぞれ選択して有給休暇を付与することができます。
付与日数 | 今回付与する 有休日数 |
前回付与分に 加算する日数 |
||
前年度 | 本年度 | |||
田所 耕太郎 | 20日 | 20日 | 20日 | 0日 |
竹田 辰治 | 19日 | 20日 | 20日 | 0日 |
鳥海 清一 | 10日 | 11日 | 12日 | 1日 |
卯月 良知 | 14日 | 15日 | 16日 | 1日 |
山本 尚幸 | 15日 | 16日 | 17日 | 1日 |
新年度の有給休暇を自動的に付与する機能はありません
弥生給与では、入社年月日や勤続年数などの従業員情報を基に、新年度の有給休暇を自動的に付与する機能はありません。
- [設定]メニューの[年次有給休暇]をクリックします。
- 退職した従業員を非表示にする場合は、[表示]をクリックします。
[指定した日までに退職した従業員を非表示]にチェックを付け、日付を設定して[OK]をクリックします。
- 有給休暇の増加日数(本年度の付与日数-前年度の付与日数)が同じ従業員にチェックを付けます。
すべての従業員にチェックを付ける場合
[年次有給休暇]画面の[チェック]をクリックして、「全てを選択する」を選択して[OK]をクリックすると、表示されている全従業員にチェックが付きます。
特定の条件に該当する従業員にチェックを付ける場合
[年次有給休暇]画面の[チェック]をクリックして、特定の条件を設定します。
[OK]をクリックすると、該当する従業員のみにチェックが付きます。
- [付与]をクリックします。
- [年次有給休暇付与]画面が表示されます。
以下の設定を行い[付与]をクリックします。
<1>:前回付与分に加算する日数
前回(前年度)より1日多い日数を付与する場合は、「1」を入力します。
前回(前年度)と同じ日数を付与する場合は、「0」を入力します。
<2>:付与日数の上限
付与後の有給休暇日数の上限を入力します。
[付与日数の上限]に「20」と入力した場合は、付与される有給休暇日数が「20」を超える場合でも「20」になります。
<3>:有給時間付与上限
時間単位で取得できる有給休暇日数の上限を入力します。 - 現行(本年度)の[付与日数]を確認して、設定した日数が付与されていることを確認します。
[付与日数]欄は、直接手入力も可能です。
[消化日数]欄は、給与明細の入力時に勤怠項目欄の[有休日数]へ入力すると自動的に反映します。
さらに、[過去データ修正]画面の勤怠項目欄の[有休日数]に入力した数字からも反映します。