ここでは、昇給算定機能を使用した支給単価の変更について説明します。
従業員ごとの昇給率と調整額を入力して昇給額の算定を行い、支給単価に転記します。
一定の昇給率と調整額を基に、複数の従業員の昇給額を計算します。
支給単価や単価テーブルを直接変更する場合は、
昇給した従業員の支給単価の変更
を参照してください。
昇給算定は次の手順で行います。
昇給する支給項目を選択する
- [給与]メニューから[昇給算定]をクリックします。
[昇給算定]画面が表示されます。
項目 説明 作成 [算定項目選択]画面を表示します。昇給算定の基礎となる給与支給項目の選択をします。 更新 [確定]にチェックが付いていない従業員の基本額を、従業員情報で設定されている支給単価に変更します。同時に算定額や差額も再計算します。 セレクト 昇給算定をする従業員の絞り込みや表示順序の変更を行います。 一律 [一律設定]画面を表示します。従業員の昇給算定を一律にする場合、倍率と調整額を設定します。 転記 [確定]にチェックが付いている従業員の昇給算定後の金額を従業員の支給単価に転記します。 レイアウト 集計表のレイアウトや表示するデータを変更する場合にクリックします。 算定予算額 昇給算定に予算枠がある場合、半角11桁(整数部9桁+小数部2桁)以内で予算を入力します。算定額合計、残額合計は自動計算されます。 算定額合計 残額合計 算定項目 [▼]をクリックし、昇給額を計算する算定項目を選択します。 確定 従業員の昇給算定を確定する場合チェックを付けます。確定後、倍率や調整額を変更しても算定額は変更されません。 従業員名 各従業員の昇給算定前後の金額や昇給算定に用いる基本額、算定額を表示します。各従業員の算定倍率と調整額(±整数部8桁+小数部2桁)を入力します。 基本額計 算定額計 差額計 基本額 倍率 調整額 算定額 差額 - 昇給全体の予算額がある場合は、[算定予算額]に金額を入力します。
- [作成]をクリックします。[算定項目選択]画面が表示されます。
- 昇給させる給与支給項目にチェックを付けます。[給与支給項目]には、固定金額項目と固定単価を使用している計算項目のみが表示されます。
- [OK]をクリックします。
支給項目ごとの昇給額を算定する
- [昇給算定]画面の[算定項目]の[▼]をクリックして、昇給させる支給項目を選択します。
- [一律]をクリックします。[一律設定]画面が表示されます。
- 昇給額の算定に使用する倍率、調整額を入力します。
- [OK]をクリックします。入力した倍率、調整額を基に昇給額が計算されます。
入力した倍率、調整額を基に昇給額が計算されない場合
[一律設定]画面で入力した倍率、調整額は、[確定]にチェックが付いている従業員には反映されません。入力した倍率、調整額を基に昇給額を計算する場合は、[確定]のチェックを外しておいてください。
- 個別に修正する従業員がいる場合は、従業員の倍率、調整額を直接入力します。
昇給算定中に従業員情報の支給単価を変更した場合
昇給算定中に従業員情報の支給単価を変更した場合に、変更後の支給単価を用いて昇給額の計算を行うには[更新]をクリックします。
算定額を従業員情報の支給単価に転記する
- 昇給の算定額が決定したら、算定額を転記する従業員の[確定]にチェックを付けます。
- [転記]をクリックします。
- 転記の確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。[バックアップ]画面が表示されます。
- バックアップファイルの保存場所とファイル名を指定して、[実行]をクリックします。転記前のバックアップファイルを作成後、算定額が従業員情報の支給単価に転記されます。従業員情報の支給単価を手入力や単価テーブルから参照入力している従業員も、昇給算定で算定した昇給額に、支給単価が書き換えられます。
複数の支給項目について昇給算定を行う場合は、[確定]のチェックを外してから、 支給項目ごとの昇給額を算定する、算定額を従業員情報の支給単価に転記する の操作を繰り返してください。