データ修復ツールの使い方 弥生給与 サポート情報

ID:ida25341

ここでは、「弥生給与」の画面を使用しています。「やよいの給与計算」をお使いの場合は、「弥生給与」を「やよいの給与計算」に読み替えてください。

データ修復ツールの概要

次の現象が発生した場合は、データの一部が破損していることが考えられます。
データ修復ツール(DataRepairer.exe)を使用して現象の発生した給与データを修復してください。修復方法は、データ修復ツールの使用手順を参照してください。

  • 給与・賞与明細書に時間や金額などの数値を入力しても登録されない
    (対象データ:弥生給与 12以降)

    給与明細書または賞与明細書に時間や金額などの数値を入力しても、その入力した数値が登録されない
  • 「システムふせん警告」が表示される
    (対象データ:弥生給与 12以降)

    年末調整処理を終了して新年度へ更新するときに、システムふせんが1つも残っていないにも関わらず、システムふせん警告のメッセージが表示され、新年度へ更新できない
  • 「メインモジュールは動作を停止しました。」と表示される
    (対象データ:弥生給与 12以降)

    年末調整の処理中の画面で「メインモジュールは動作を停止しました。」のメッセージが表示される
  • 「エラーコード3001」または「データの保存に失敗しました。」が表示される
    (対象データ:弥生給与 12以降)

    ・年末調整の[扶養控除等申告書]、[保険料控除申告書]、[基・配・所控除申告書(配偶者控除等申告書)]、[住宅ローン控除等申告書]、[前職情報入力]画面で、別の従業員を選択したときに「エラーコード3001」または「データの保存に失敗しました。」が表示される

    ・年末調整ナビの[3. 申告書を入力しよう]から[保険料控除申告書へ]をクリックすると、「エラーコード3001」が表示される

  • 年税額を算出できない、過不足年税額を精算できない
    (対象データ:弥生給与 14以降)

    [年税額算出]画面の[算出実行]をクリックすると、エラーメッセージ「アプリケーションのコンポーネントでハンドルされていない例外が発生しました」が表示され、年税額を算出できない
    または、[差引過不足税額の精算]画面の[精算実行]をクリックすると、エラーメッセージ「アプリケーションのコンポーネントでハンドルされていない例外が発生しました」が表示され、過不足年税額を精算できない
  • 「ウィンドウの作成に失敗」が表示される
    (対象データ:弥生給与 14以降)

    クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[住民税納付先](または、[設定]メニューの[住民税納付先])をクリックすると、「ウィンドウの作成に失敗」のメッセージが表示される

データ修復ツールの使用手順

データ修復ツール(DataRepairer.exe)を使用して現象の発生した給与データを修復します。

バックアップファイルを修復する場合

バックアップファイルを修復する場合は、給与データに復元してからデータ修復を行ってください。データ修復ツールは、給与データのみ対応しています。バックアップファイルの復元方法は、 バックアップファイルの復元 を参照してください。

  • Windows のエクスプローラーを開きます。
    デスクトップを表示してタスクバーの[エクスプローラー]をクリックします。
  • データ修復ツール(DataRepairer.exe)の保存場所(以下のメモ参照)を選択します。エクスプローラーは表示させたままにします。

    データ修復ツール(DataRepairer.exe)の保存場所

    データ修復ツール(DataRepairer.exe)は、弥生給与のインストール先の「Payroll28」-「System」フォルダーにあります。
    例えば、弥生給与を初期設定のままCドライブにインストールした場合は、「C:¥Program Files(または Program Files (x86))¥yayoi¥Payroll28¥System」にあります。

  • 手順1と同じ操作を行い、もう1つWindowsのエクスプローラーを開きます。
  • エラーの発生した給与データの保存場所を選択します。
    データ修復ツールと給与データのエクスプローラーが2つ表示された状態にします。

    給与データの保存場所(初期値)

    給与データファイルの保存先(初期値)は、次のとおりです。
    ドキュメント(Documents)¥yayoi¥弥生給与25データフォルダ

  • データ修復ツール(DataRepairer.exe)の上に、エラーが発生した給与データをドラッグ(マウスでクリックしたまま移動)して、アイコンが重なったらマウスを離します。
  • データ修復を開始するメッセージが表示され、データ修復ツールにドラッグした給与データが修復されます。
    データの修復が完了したら「修復が完了しました」のメッセージが表示されます。
  • [OK]をクリックして、メッセージを閉じます。
    修復ログ(給与データ名_ 修復ログ.log)が表示されます。
  • 修復ログ(給与データ名_修復ログ.log)を確認して、必要に応じて印刷します。

    修正ログ(給与データ名_ 修復ログ.log)の詳細は、「修復ログの見方」と「データの確認方法」を参照してください。


    データ修復後に作成されるファイル

    データ修復ツール(DataRepairer.exe)は、ドラッグした給与データを修復します。修復した給与データの名称は、修復後も変更ありません。

    データ修復後には、次の3つのファイルが作成されます。

    • 給与データ名_修復前.RD25
      修復する前の給与データです。データ修復ツールにドラッグした給与データと同じ場所に作成されます。
    • 給与データ名_修復ログ.log
      修復の内容が記載されたファイルです。給与データの保存場所(初期値)と同じ場所に作成されます。
    • DataRepairer.log
      データ修復ツールの動作内容が記載されたファイルです。データ修復ツールを実行中にエラーが発生した場合に使用します。給与データの保存場所(初期値)と同じ場所に作成されます。
  • 弥生給与を起動して、[ファイル]メニューから[開く]をクリックします。
    [ファイルを開く]画面が表示されます。給与データをコンバートする旨の確認メッセージが表示された場合は、[いいえ]をクリックしてメッセージを閉じます。
  • 手順6 で修復された給与データを選択して、[開く]をクリックします。
    選択した給与データが開きます。
    00025341_02_10B
  • コンバートする旨のメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックし、コンバートが完了したら[OK]をクリックします。
  • 修復ログ(給与データ名_修復ログ.log)に記載のあった従業員や申告書のデータを確認して、必要に応じて弥生給与からデータを修正します。

修復後のデータの確認

データ修復後には、修復ログ(給与データ名_ 修復ログ.log)に記載のあった従業員や申告書のデータを確認して、必要に応じて修復した給与データを修正します。

「修復ログの見方」と「データの確認方法」
  • 賃金台帳データ
    給与・賞与明細書に時間や金額などの数値を入力しても登録されないの給与データを修復した場合に表示される修復ログです。賃金台帳のデータの一部が破損していた場合に表示されます。

    <修復ログの見方>

    従業員氏名、従業員コードデータが破損していた従業員の氏名と従業員コードを表示
    期間データが破損していた賃金台帳の年月を表示
    データの種類データが破損していた明細の種類を表示
    給与:給与明細書
    賞与:賞与明細書
    年末調整:年末調整の内部データ


    <データの確認方法>

    [ツール]メニューの[過去データの修正]をクリックして、[過去データの修正]画面で、修復ログに記載された破損箇所を確認します。

    データ修復ツール(DataRepairer.exe)では、破損していたデータの値を初期値の「0」に修復します。必要に応じて、修復ログに記載された破損箇所を設定し直してください。

    なお、[データ種別]が「年末調整」で出力されたデータは、プログラムの内部データを修復したことを示しているため、弥生給与での修正は不要です。

    他と関連する項目(○○合計や○○累計など)の修正

    手当などの項目を修正しても、その値を基に計算される項目(支給合計や社会保険累計など)には金額が自動計算されないため、併せて関連する項目も修正してください。


  • システムふせんデータ

    以下の給与データが修復された場合に表示される修復ログです。システムふせんのデータの一部が破損していた場合に表示されます。 <データの確認方法>
    • 「「システムふせん警告」が表示される」の給与データを修復した場合
      クイックナビゲータの[年末調整]タブから[終了して新年度へ]をクリックして、翌年度へ更新できるかを確認します。翌年度へ更新できる場合は、問題ありません。
    • 「「メインモジュールは動作を停止しました。」と表示される」の給与データを修復した場合
      エラーの発生時に処理していた年末調整の画面が表示される場合は、問題ありません。
    • 「「データの保存に失敗しました。」と表示される」の給与データを修復した場合
      エラーの発生時に処理していた年末調整の申告書の画面([扶養控除等申告書]、[保険料控除申告書]、[基・配・所控除申告書(配偶者控除等申告書)]、[住宅ローン等申告書]、[前職情報入力]画面のいずれか)を表示して、別の従業員を選択できるかを確認します。別の従業員を選択できる場合は、問題ありません。

  • ふせんルートレコード

    年税額を算出できない、過不足年税額を精算できないの給与データを修復した場合に表示される修復ログです。ふせんのデータの一部が破損していた場合に表示されます。

    【年税額が算出できない場合】
    • 年末調整ナビの[4. 年税額を算出しよう]から[年税額を算出する]をクリックします。[年税額算出]画面が表示されます。
    • エラーが発生したときと同じ条件を設定後、[算出実行]をクリックして、年税額が算出されるかを確認します。算出された場合は、問題ありません。

    【過不足年税額を精算できない場合】
    • 年末調整ナビの[5. 過不足税額を精算しよう]から[過不足税額一覧]をクリックします。[過不足税額一覧]画面が表示されます。
    • [集計]をクリックして、過不足年税額を集計します。
    • [精算]をクリックします。[差引過不足税額の精算]画面が表示されます。
    • エラーが発生したときと同じ条件を設定後、[精算実行]をクリックして、過不足年税額が精算されるかを確認します。精算された場合は、問題ありません。


  • 年調生命保険料等控除申告書、年末調整情報2

    「エラーコード3001」が表示されるの給与データが修復された場合に表示される修復ログです。「給与所得者の保険料控除申告書」「基・配・所控除申告書(配偶者控除等申告書)」のデータの一部が破損していた場合に表示されます。

    <修復ログの見方>

    年調年度 破損していた給与データの年末調整年度を表示
    従業員コード 破損していた従業員コードを表示
    従業員氏名 破損していた従業員の氏名を表示
    <データの確認方法>

    年末調整ナビの[3. 申告書を入力しよう]から[保険料控除申告書へ]をクリックして、[保険料控除申告書]画面を表示します。

    修復ログに記載された従業員の申告書の内容を確認して、必要に応じて設定し直してください。データ修復ツール(DataRepairer.exe)では、破損していたデータの値を初期値の「0」に修復します。

  • 住民税納付先

    「ウィンドウの作成に失敗」が表示されるの給与データを修復した場合に表示される修復ログです。住民税納付先のデータの一部が破損していた場合に表示されます。

    <データの確認方法>

    クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[住民税納付先]をクリックして、[住民税納付先]画面が表示されるかを確認します。[住民税納付先]画面が表示される場合は、問題ありません。

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