科目の残高の繰り越しについて
繰越処理を行うと、貸借科目の期末残高が翌年度の前期繰越残高に移行されます。この際、法人の「繰越利益」科目、個人の「元入金」については、次のように処理されます。
- 法人「繰越利益」の処理について
期末の「当期純損益金額」の残高は、「繰越利益」に集計されて繰り越されます。
「繰越利益」期末残高+「当期純損益金額」期末残高=翌期の「繰越利益」期首残高
- 個人「元入金」の処理について
期末の「事業主貸」「事業主借」「控除前の所得金額」の残高は、「元入金」に集計されて繰り越されます。
「元入金」期末残高+「事業主借」期末残高+「期末控除前の所得金額」-「事業主貸」期末残高=翌期の「元入金」期首残高
分離されるデータについて
1事業所データには3期(3年)分のデータが保存されます。既に3期(3年)分が保存されている事業所データで繰越処理を行った場合は、3年前のデータ(最も古い期のデータ)を分離して次年度のデータ領域を作成します。
分離されたデータは、参照用として別データで保存されます。
繰越処理により削除された期のデータは、繰越処理時に作成されるバックアップファイルに保存されています。
繰越処理時に作成されたバックアップファイルはUSBメモリなどのメモリカードなどにコピーして大切に保管してください。