帳簿や伝票では、検索条件を設定して仕訳を検索することができます。
会計期間(課税期間)全体を含め、会計期間(課税期間)内の任意の期間を設定して検索することもできます。
複数の条件を組み合わせて検索することができ、設定した検索条件は保存することができます。頻繁に行う検索の条件を保存すれば、同じ条件での検索を次回から簡単に行うことができます。
弥生会計では、帳簿のデータ作成と検索は同じシステムを使用しています。
摘要欄はNull値(空欄)での検索ができますが、摘要欄以外の項目はNull値(空欄)での保存はできないため、検索もできません。
日付指定によるジャンプ
帳簿では、[ジャンプ]をクリックするとカレンダーが表示され、カレンダーから日付を選択すると、選択日付の最初の仕訳にカーソルが移動します。
- 各種帳簿や伝票画面の[検索]([F3])をクリックします。 [仕訳の検索]画面が表示されます。
- [基本][消費税][詳細]タブそれぞれで、条件を設定する項目にチェックを付け、条件を設定します。例として、当日入力した適格請求書ではない仕訳(ユーザーや入力順にかかわりなく)を検索したい場合は次のように設定します。
- [基本]タブ
[表示順序]から「取引日付順」を選択、[作業日付]にチェックを付けて左右の日付欄に当日の日付を入力する - [消費税]タブ※免税事業者の場合、表示されません。
[請求書区分]で「区分記載」を選択、[仕入税額控除]で「80%経過措置」を選択します。 - [詳細]タブ
[作業者]のチェックを外す(ユーザー管理を行っている場合のみ)
[クリア]をクリックすると、設定されている条件をすべて取り消します。
その他詳細な設定項目は以下を参照してください。
・仕訳の検索条件([基本]タブ)
・仕訳の検索条件([消費税]タブ)
・仕訳の検索条件([詳細]タブ) - [基本]タブ
- 条件を保存する場合は、[条件名]に検索条件の名前を入力し、[保存]をクリックします。
- 条件を設定したら、[OK]をクリックします。条件に当てはまる仕訳だけが表示されます。
検索の解除
検索を解除してすべての仕訳を表示するには、[検索解除]([Shift]+[F3])をクリックします。
保存した検索条件で検索
保存した条件を使って検索するには、[仕訳の検索]画面の[条件名]から保存した条件名を選択します。
条件名を選択すると、保存されている検索条件が[仕訳の検索]画面に設定されます。
必要に応じて条件を変更し、検索を実行します。
保存した検索条件の削除
保存した検索条件を削除するには、[条件名]から削除する検索条件を選択して[削除]をクリックします。
仕訳の検索条件
[基本]タブ
項目 | 説明 |
表示順序 | 仕訳の表示順序を「取引日付順」「入力順」「伝票No.順」から選択します。「入力順」「伝票No.順」での表示中は、新規行の挿入はできません。 |
伝票No. | チェックを付けて、伝票No.を範囲で指定します。 [伝票No.なしを含む]にチェックを付けると、伝票No.がない仕訳も検索の対象になります。 |
日付 | チェックを付けて、仕訳日付の範囲を指定します。 ある1日だけを検索するには、両方にその日付を指定します。 |
本決算仕訳 | 本決算仕訳を検索対象にするかどうかを指定します。 日付に本決算日が含まれる場合に選択できます。 |
金額 | チェックを付けて、金額を指定します。金額の指定方法は、「金額指定」「範囲指定」から選択できます。
|
摘要 | チェックを付けて、摘要を入力します。 入力した内容に対して、「と等しい」「を含む」「で始まる」「で終わる」「を含まない」「と等しくない」の条件で検索します。 |
勘定科目 | チェックを付けて、勘定科目を指定します。複数の科目を指定できます。 仕訳日記帳と伝票以外では、相手方科目のみ指定します。 [科目を貸借別に指定する]にチェックを付けると、借方と貸方で別々に勘定科目を指定できます。 |
補助科目 | チェックを付けて、補助科目を指定します。複数の科目を指定できます。 [勘定科目]で補助科目のある勘定科目が指定されている場合にのみ指定できます。 [科目を貸借別に指定する]にチェックを付けると、借方と貸方で別々に補助科目を指定できます。 |
部門 | <部門を設定している場合のみ> 元帳で部門を指定している場合は、相手方部門のみ指定します。 [部門を貸借別に指定する]にチェックを付けると、借方と貸方で別々に部門を指定できます。 |
期日 | チェックを付けて、期日の範囲を指定します。 ある1日だけを検索するには、両方にその日付を指定します。 |
番号 | チェックを付けて、番号を入力します。 入力した内容に対して、「と等しい」「を含む」「で始まる」「で終わる」「を含まない」「と等しくない」の条件で検索します。 |
作業日付 | チェックを付けて、仕訳の作業日付を範囲で指定します。 ある1日だけを検索するには、両方に同じ日付を指定します。 仕訳の作業日付は、会計期間外の日付も指定できます。 |
仕訳番号 | チェックを付けて、仕訳番号を範囲で指定します。 仕訳番号はシステムが自動的に付ける仕訳ごとの固有の番号です。 |
履歴 | <仕訳履歴のみ> チェックを付けて、履歴番号を範囲で指定します。履歴番号はシステムが自動的に付ける履歴ごとの固有の番号です。 |
範囲で指定する項目について
[伝票No.]や[日付]、[金額]などの範囲で指定する項目は、両方に同じ内容を入力すると、その内容に一致する仕訳のみを検索できます。
[消費税]タブ
項目 | 説明 |
消費税額 | チェックを付けて、消費税額を指定します。消費税額の指定方法は、「金額指定」「範囲指定」から選択できます。
|
税区分 | チェックを付けて、税区分を指定します。複数の税区分を指定できます。 [税区分・税計算区分を貸借別に指定する]にチェックを付けると、借方と貸方で別々に税区分を指定できます。 |
税計算区分 | チェックを付けて、税計算区分を指定します。複数の税計算区分を指定できます。 [消費税設定]の[経理方式]が「税込」の場合は指定できません。 [税区分・税計算区分を貸借別に指定する]にチェックを付けると、借方と貸方で別々に税計算区分を指定できます。 |
[詳細]タブ
項目 | 説明 |
作業者 | チェックを付けて、ユーザーを指定してそのユーザーが入力した取引を検索します。 |
付箋1 付箋2 |
チェックを付けて、付箋をそれぞれ指定します。 |
調整 | チェックを付けて、取引に「調整」のチェックが付いているかどうかを指定します。 |
貸借照合 | チェックを付けて、取引に「貸借照合」のチェックが付いているかどうかを指定します。 |
取引タイプ | チェックを付けて、取引の帳票タイプを指定します。 なお、伝票からの検索の場合は、この項目は表示されません。 |
仕訳生成元 | チェックを付けて、自動生成で作成した生成元を指定します。 |
証憑画像 | チェックを付けて、証憑画像の有無を指定します。 |
仕訳メモ | チェックを付けて、仕訳メモの入力の有無を指定します。 |
承認 | 承認仕訳または未承認仕訳を検索する場合に指定します。チェックを付けて、検索対象を指定します。 |
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