指静脈認証を使用している場合、打刻の際に他者として認証されてしまうことがあります。
この場合の原因と対処方法を解説します。
目次
「他人許容」と「本人拒否」について
本人が打刻をしているのに、別の人として認証されてしまう現象を「他人許容」と呼びます。本人が打刻をしているのに、認証できない現象を「本人拒否」と呼びます。
この2つは逆相関の関係にあります。照合精度を高くすると他人許容が起こりにくくなりますが、本来認証されるべき本人も拒否される確率が高くなります。反対に、本人が拒否されにくいように設定すると、他人の指紋も照合されやすいようになってしまいます。
対処方法
1. 別の指で再登録する
頻繁に特定の人同士で他人許容が起こる場合、別の指で再登録することが有効です。
例
- 右手の人指し指から右手の中指に変える
- 右手の中指から左手の中指に変える
2. 認証レベルを「高」に変更する
以下の項目で、認証レベルを変更できます。
管理画面の、設定 > 組織 > タイムレコーダー設定 > 「所属別タイムレコーダー設定」の[編集]> 動作設定カテゴリ > 認証レベル
※ 基本タイムレコーダーをご利用の場合、「基本タイムレコーダー設定」にも「認証レベル」が表示されます。
認証レベルが高いと、他人許容率が低くなる反面、本人拒否率が高くなります。認証の際に別の従業員として記録が残ってしまう場合は、認証レベルを上げてください。
認証レベルが低いと、本人拒否率が低くなる反面、他人許容率が高くなります。認証しにくい従業員が多い場合は認証レベルを下げてください。