決算・申告、業務の流れ(法人)
クレジットカードの利用時と引き落とし時の仕訳や処理はどうするのが正しいですか?また、簡便な処理方法はありますか?

ID:ida1509
クレジットカードを使用して支払いを行う場合には、カード会社から発行される支払明細だけで
なく、カード利用時に発行される利用明細も保管しておきます。

記帳は、原則、発生主義で行わなければならないため、クレジットカードの利用代金の引き落とし時
ではなく、商品の購入日の日付に費用処理することに注意しましょう。
この場合、クレジットカードの利用時には「未払金」などの科目を用いて処理します。
引き落とし時には、「未払金」を支払った仕訳をします。

【例】
4月15日に消耗品 60,000円を法人クレジットで購入
4月17日に雑貨    10,000円を法人クレジットで購入
5月10日に普通預金から、上記2点の合計金額70,000円が引き落とされた。

【仕訳】
・4月15日 
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
消耗品費  60,000円  未払金  60,000円  消耗品購入 ○○カード 

・4月17日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
雑費   10,000円  未払金 10,000円  雑貨購入 ○○カード 

・5月10日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
未払金 70,000円  普通預金  70,000円  ○○カード 

また、期中は引き落とし時に経費で処理し、決算時にまだ支払っていない買い物がある場合、
その分だけ未払処理する簡便な処理方法もあります。

【例】
3月決算法人
1月20日に消耗品 50,000円を法人クレジットで購入
2月10日に普通預金から、50,000円が引き落とされた。
2月20日に雑貨 40,000円を法人クレジットで購入
3月10日に普通預金から、40,000円が引き落とされた。
3月20日に消耗品 30,000円を法人クレジットで購入
3月31日 決算日
翌期4月10日に普通預金から、30,000円が引き落とされた。

・1月20日
仕訳なし ※購入日の仕訳はしません

・2月10日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
消耗品費   50,000円 普通預金  50,000円  消耗品購入 ○○カード 

・2月20日
仕訳なし ※購入日の仕訳はしません

・3月10日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
雑費 40,000円  普通預金  40,000円  雑貨購入 ○○カード 

・3月20日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要 
消耗品費  30,000円   未払金 30,000円  消耗品購入 ○○カード  

※翌期に引き落とされるものについては、購入日に「未払金」で処理します。

・3月31日 決算日
仕訳なし

・翌期4月10日
借方勘定科目  借方金額  貸方勘定科目  貸方金額  摘要
未払金 30,000円  普通預金  30,000円  消耗品購入 ○○カード 

※翌年に前年の引き落としがあったときの仕訳は「未払金」を支払った処理をします。

事業の状況によって方法を検討しましょう。

以下のページにもクレジットカードの処理方法について記載しています。ご参照ください。

クレジットカードの引き落とし時に(ポイント)値引きがあったときの仕訳は?

クレジットカードや電話料金、光熱費など、通帳に支払った記録が記載されているときは通知書類等の保存は必要ですか?




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