決算・申告、業務の流れ(法人)
軽減税率対策補助金を受け取り、固定資産を取得または改良した仕訳は?(圧縮記帳をする場合)

ID:ida25365

中小企業・小規模事業者等消費税軽減税率対策補助金(以下、軽減税率対策補助金)交付の対象となった固定資産の取得または改良をし、 軽減税率対策補助金の交付(支払い)を受けた場合は、以下のように仕訳します。

この内容は、圧縮記帳を行う場合の処理方法です。


【例】
複数税率対応レジを購入した

【仕訳】

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
工具器具備品 320,000円 現金 320,000円 複数税率対応レジ購入

【例】
軽減税率対策補助金を申請し、受け取る補助金額が確定した

【仕訳】

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
未収入金 200,000円 雑収入 200,000円 軽減税率対策補助金の確定

※なお消費税は不課税です


【例】
固定資産の購入金額のうち、軽減税率対策補助金の金額分を減額する

【仕訳】

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
固定資産圧縮損 200,000円 工具器具備品 200,000円 圧縮記帳

【例】
軽減税率対策補助金が、事業用口座に入金された

【仕訳】

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
普通預金 200,000円 未収入金 200,000円 軽減税率対策補助金の入金


なお、上記の例ですと、工具器具備品32万円の購入に対し、補助金20万円をもらっているため、 結果的に、圧縮記帳後の工具器具備品の取得価格は、12万円となります。
仮に、圧縮記帳後の工具器具備品の取得価格が10万円未満となる場合は、少額減価償却資産として、「消耗品費」で経費計上できます。
その際は、上記の仕訳に加えて、以下のように仕訳します。


【例】
圧縮記帳後の工具器具備品の取得価格が8万円であったため、「消耗品費」として経費計上する

【仕訳】

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
消耗品費 80,000円 工具器具備品 80,000円 複数税率対応レジ購入

圧縮記帳の仕訳方法については上記直接減額方式のほか、引当金方式や積立金方式があります。
圧縮記帳の適用の有無や会計処理方法の選択については、税理士もしくは所轄税務署にお問い合わせください。

上記の処理方法ではなく、圧縮記帳をしない処理方法については、以下を参照ください。

軽減税率対策補助金を受け取り、固定資産を取得または改良した仕訳は?(圧縮記帳をしない場合)

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