サーバーコンピューターでバックアップを実行すると、以下のメッセージが表示されてバックアップできない場合があります。
事業所データのバックアップ中にエラーが発生しました。
バックアップ デバイス
‘********¥Temp¥事業所データ名.zbk’を開けません。オペレーティング システム エラー 5(アクセスが拒否されました。)。
このエラーは以下の原因が考えられます。
- 不要なファイルがある
- フォルダーのアクセス権が正しくない
- データベースにログインするアカウントの設定が正しくない
ブラザー社製のプリンター複合機を使用している場合は、以下を参照してください。
対処方法1:不要なファイルの削除とフォルダーのアクセス権の確認
- 「Temp」フォルダーを開きます。
- [スタート]ボタンからすべてのアプリを表示して、[Windows システムツール]-[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- [名前]に「%temp%」と入力します。
- [OK]をクリックします。
- 弥生製品で使用している事業所データ「ファイル名.zbk」が表示されているか確認します。
スクロールして探すか、画面右上の検索に「*.zbk」と入力して検索し、「ファイル名.zbk」が表示されているかを確認します。
表示されていなければ手順5に進みます。
- [Shift]キーを押しながら[Delete]キーを押します。
- 「このファイルを完全に削除しますか?」と表示されたら、[はい]をクリックします。
- 1つ上の階層の「Local」フォルダーを開きます。
- 「Temp」フォルダーを右クリックして[プロパティ]を選択します。
- [セキュリティ]タブを開き、[詳細設定]をクリックします。
- [Tempのセキュリティの詳細設定]画面で[継承の無効化]をクリックします。
- 「継承のブロック」画面で[継承されたアクセス許可をこのオブジェクトの明示的なアクセス許可に変換します。]をクリックします。
- [Tempのセキュリティの詳細設定]画面で[適用]をクリックして、[OK]をクリックします。[セキュリティの適用エラー]が表示された場合は[続行]をクリックします。「temp」フォルダー内すべてのファイルに適用しているので、複数のファイルで同エラーが表示される場合があります。
- [Tempのプロパティ]画面の[OK]をクリックして閉じます。
- 弥生製品に戻ります。
再度バックアップを行い、現象が回避されたか確認します。
回避されない場合は次の対処方法2を行います。
対処方法2:アカウント設定の確認
- [SQL Server 構成マネージャー]を表示します。
[スタート]ボタンからすべてのアプリを表示して、[Microsoft SQL Server XXXX]-[SQL Server 構成マネージャー]をクリックして開きます。
※[Microsoft SQL Server XXXX]のXXXXには使用中のSQL Serverのバージョンが入ります。
※ユーザーアカウント制御画面が表示されたら、[続行]または[はい]をクリックします。[SQL Server Configuration Manager]が表示されます。[SQL Server 構成マネージャー]が表示されない場合は、以下のファイルをクリックします。
<64ビット版>
C:¥Windows¥SysWOW64¥SQLServerManagerXX.msc<32ビット版>
C:¥Windows¥System32¥SQLServerManagerXX.msc※[SQLServerManagerXX.msc]が複数ある場合は、XXの数字が大きい方をクリックします。
- [SQL Server のサービス]をクリックします。
- 右側に表示されている[SQL Server(YAYOI)]をダブルクリックします。
「SQL Server(YAYOI)のプロパティ」が開きます。 - [ログオン]タブの[ビルトインアカウント]が「Local System」になっているか確認します。
違うアカウントが表示されている場合は、[▼]をクリックして「Local System」を選択し、[OK]をクリックします。
- 「これによりサービスは再開されます。続行しますか?」のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
- [SQL Server Configuration Manager]を閉じます。
- 弥生製品に戻ります。 再度バックアップを行い、現象が回避されたか確認します。
上記の手順で改善しない場合は、以下を参照してください。