購入金額が10万円以上30万円未満で、1年以上使用可能なパソコンや備品などの資産を購入したときには、その全額を経費とする「即時償却」で処理することが、青色申告では認められています。
「即時償却」で処理できるのは、年間300万円までです。
「少額減価償却資産」を取得した際は、3つのSTEPで処理を行います。
- STEP1.固定資産を購入した仕訳を入力する
- STEP2.[固定資産一覧]に登録する
- STEP3.決算時に、減価償却費の仕訳を書き出す
通常の「固定資産」や20万円未満の「一括償却資産」に該当する場合は、それぞれ以下のFAQを参照してください。
固定資産(10万円以上)の購入から決算までの処理について知りたい(個人事業主)
一括償却資産の購入から決算までの処理について知りたい(個人事業主)
STEP1.固定資産を購入した仕訳を入力する
ここでは、事業用のパソコン165,000円(税込)を購入した場合を例に説明します。
- 12/1に購入
- パソコン代金を普通預金から振り込んだ
| 借方 | 貸方 | 摘要 | ||
| 工事器具備品 | 165,000 | 普通預金 | 165,000 | パソコン |
<かんたん取引入力での入力例>
[振替]タブを選択して入力します。
※「区分記載請求書」のチェックボックスは、簡易課税の設定の場合は表示されません。
かんたん取引入力で取引を入力
STEP2.[固定資産一覧]に登録する
購入した固定資産の情報を[固定資産一覧]に入力します。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリの[固定資産管理]または[減価償却資産の登録]をクリックして、[固定資産一覧]を開きます。
- [新規作成]をクリックし、赤枠で囲まれている項目の情報を入力して[登録]をクリックします。
項目 説明 減価償却資産の名称 資産名を全角25文字(半角50文字)以内で入力します。「パソコン」と入力します。 電子申告(e-Tax)を行う場合は、16文字以内で入力します。
※e-Taxでは文字数の制限があるため、17文字以上で入力されている場合エラーになります。勘定科目 STEP1の仕訳入力で使用した勘定科目を選択します。
「工具器具備品」をドロップダウンリストから選択します。取得年月日 STEP1で入力した仕訳と同じ日付を入力します。
「R.**/12/01」と入力します。取得価額 資産を購入した価額を入力します。
税込経理の場合は、本体価額+消費税額の合計です。
税抜経理の場合は、本体価額です。償却方法 「即時償却」を選択します。 耐用年数 特例を適用するために「措法28条の2」と入力します。
[固定資産一覧]への登録の詳細は、以下を参照してください。
固定資産の登録(簡易登録)
STEP3.決算時に、減価償却費の仕訳を書き出す
決算仕訳として、減価償却費の仕訳を固定資産一覧から書き出します。
- クイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリの[固定資産管理]または[減価償却資産の登録]をクリックして、[固定資産一覧]を開きます。
- [仕訳書出]をクリックします。
- [本決算仕訳として書き出す]を選択し、[OK]をクリックします。
- [振替伝票]が表示されたら[登録]をクリックします。
減価償却費の仕訳書き出しの詳細は、以下を参照してください。
償却仕訳の書き出し[仕訳書出]を複数回行った場合、減価償却費の仕訳が重複します。
そのため、減価償却費が2倍、3倍になります。
減価償却費が重複した場合は、書き出した仕訳をいったんすべて削除し、再度[仕訳書出]を行います。
書き出し済みの「減価償却費」の仕訳を確認したい