弥生給与(やよいの給与計算)を期中から導入するには、2つの方法があります。
【方法1】導入月度を1月度に設定して導入する場合
手順概要
[データ新規作成ウィザード]で、[導入月度]を「**年1月」にしてデータを作成します。メリット
給与(賞与)データが自動計算されるため、計算ミスや入力漏れを防ぐことができます。毎月の賃金台帳や年末調整時の源泉徴収簿などの帳票も作成できます。デメリット
1月から順次、支給日順に給与(賞与)データを入力しないと次月の給与(賞与)明細が入力できないため、従業員が多い場合などは、今月の給与計算を開始するまでに、入力に時間がかかる可能性があります。設定手順
- 弥生給与(やよいの給与計算)を起動します。
初めて弥生給与(やよいの給与計算)を起動した場合は、[データ新規作成ウィザード]が自動的に表示されます。
表示されない場合は、[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックしてください。 - [事業所名]に全角20文字(半角40文字)以内で帳票類に印刷される事業所名を入力します。
[事業所名]を入力すると、[フリガナ]が自動入力されます。
- [年の表示]から、表示、入力、印刷で使用する年の形式を選択し、[導入月度]に1月度を入力します。
※給与データ作成後に、[導入月度]は変更できません。
- 続けて[データ新規作成ウィザード]の手順どおりに進んで、データを作成してください。
- 給与データが作成されます。 給与規定や従業員など、給与計算に必要な情報を設定し、1月度から給与データを入力してください。
【方法2】導入月度を年の途中(例えば4月度など)に設定して導入する場合
手順概要
[データ新規作成ウィザード]で、[導入月度]を年の途中の月にしてデータを作成します。メリット
すぐに今月の給与計算を開始することができます。デメリット
導入月度以前にも給与(賞与)支給があり、毎月の賃金台帳や年末調整時の源泉徴収簿なども作成する場合は、[過去データの作成]からデータを作成し過去の給与(賞与)データを手計算して入力する必要があります。過去の給与(賞与)データは自動計算されないので、計算ミスや入力漏れが発生する可能性があります。設定手順
- [データ新規作成ウィザード]で[導入月度]を年の途中の月にしてデータを作成します。 例えば4月度給与の入力からすぐ始めたい場合は、[導入月度]を「**年4月」と設定します。
- 給与規定や従業員など、給与計算に必要な情報を設定し、今月の給与を入力します。
- 導入月度以前にも給与支給がある場合は、随時、[過去データの作成]からデータを作成して入力します。
- 給与の場合
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[処理月度]をクリックします。
- [過去データ作成]をクリックします。
- [作成開始月度]に過去の給与データの作成を開始する月度を入力して、[OK]をクリックします。
- 賞与の場合
- クイックナビゲータの[賞与支払]カテゴリから[賞与の作成]をクリックします。
- [過去データ作成]をクリックします。
- 過去に支給した賞与の[名称]と[支給日]を入力して[OK]をクリックします。
※1月から導入前月までに複数回の賞与を支給した場合は、支給日の新しい賞与から順に、支給した賞与の数だけ手順2~3を繰り返してください。
- 給与、賞与共に過去データが作成できたら、[ツール]メニューの[過去データの修正]画面の明細項目にデータを入力します。
[過去データ修正]の画面には自動計算機能がありません。
数値の合計や所得税の計算などは手計算をした金額を入力してください。入力ミスや計算ミスはすべて、そのまま従業員データとして登録されますので注意してください。
また、修正項目だけではなく、必要に応じて給与計算上に使用される明細項目(課税支給合計、社保対象合計、労保対象合計など)の入力も行ってください。
※詳細は、
過去の給与(賞与)データの入力や修正をしたい
を参照してください。