[算定基礎届(月額変更届)]に集計される金額は、[社保対象金銭]と[社保対象現物]の合計金額です。[社保対象金銭]と[社保対象現物]は、[報酬]として設定されている支給項目の金額を集計しています。
金額が正しく集計されていない場合は、[明細項目<項目別>]の設定を確認します。
[報酬]のチェックが外れていると、社会保険の対象とみなされず、[算定基礎届(月額変更届)]が正しく計算できません。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
- [支給区分]:「給与」、[項目グループ]:「支給」の[表示]欄から該当の項目を選択します。
- [一般]タブ「『支給項目』としての設定」の[報酬]にチェックを付けます。
報酬とは
報酬とは社会保険料の計算の基礎となるもので、賃金・給料・賞与など原則として従業員に支払われるすべてのものをいいます。
- 報酬となるもの
基本給、残業手当、通勤手当、など - 報酬とならないもの
病気見舞金(会社が恩恵的に支給するもの)、健康保険の傷病手当金(公的保険給付として受けるもの)、など
- 報酬となるもの
ただし、明細項目の設定変更は処理中の給与月度にのみ反映します。過去の明細には反映しません。
以下のいずれかの方法で修正します。
[算定基礎届(月額変更届)]の[報酬月額編集]画面で直接修正する
- 算定基礎届・月額変更届の修正 を参考に、該当月度の[金銭による額][現物による額]を修正します。
- [OK]をクリックします。修正した金額が反映されていることを確認します。
- 算定基礎届・月額変更届の印刷 を参考に、印刷します。
修正後に[算定基礎届(月額変更届)]を集計する際には、必ず[前回の結果をそのまま表示する]を選択してください。
[前回の集計結果を破棄して、最新の状態に更新する]を選択すると、1で修正した内容が破棄されてしまいます。
[過去データ修正]画面から修正する
- [ツール]メニューから[過去データの修正]をクリックします。
- [従業員]の[▼]をクリックして、修正する従業員を選択します。
- [社保対象金銭]や[社保対象現物]の項目を修正します。
「通勤費」を修正する場合は、[社保対象金銭]と[社保対象現物]以外に[社保金銭通勤]または[社保現物通勤]にも、1か月当たりの通勤費を計算して修正してください。
[過去データ修正]画面は、自動計算されません。入力、修正した明細項目にかかわる明細項目も、併せて修正してください。
詳しい手順は、
過去の給与(賞与)データの入力や修正をしたい
を参照してください。