弥生販売の導入時の売掛残高や前回の請求残高の入力は、請求先の請求締日によって入力方法が異なります。
売掛金の残高の入力は、[得意先台帳]で得意先の登録を行った後に、[売掛残高一覧表]で行います。
また、データの得意先台帳登録時に[得意先台帳ウィザード]を使用して得意先を登録し、[売掛残高]を入力した場合は売掛残高を入力する必要はありません。
ここでは、売掛残高と請求残高を例に説明しています。
買掛残高と支払残高の入力方法は[売掛]を[買掛]、[請求]を[支払]、[請求先]を[仕入先]と読み替えて設定してください。
1.自社の会計締日と請求締日が一致する請求先の場合
自社の会計締日と請求先の締日が一致する場合は、以下の手順で売掛残高を設定します。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[売掛残高]をクリックします。
- [期間]で弥生販売を導入する月を選択します。
- [条件設定]をクリックして、[その他]タブの[請求先のみ表示][売掛残高が0の請求先][期間内に取引がある][期間内に取引がない]にチェックを付け、[OK]をクリックします
- 前月末時点の売掛残高を[前月末残高]欄に入力します。
- 売上伝票や入金伝票を導入月から入力して、翌月の請求締日に請求締切を行って請求書を発行します。
初回請求締切時の請求明細書[前回請求額]は手順4で入力した[前月末残高]と一致します。
2.自社の会計締日と請求締日が一致しない請求先の場合
自社の会計締日と請求先の請求締日が一致しない場合は、以下の手順で売掛残高を設定します。弥生販売を導入したタイミングにより、操作手順が異なります。
以下から該当する手順を選択してください。
- 会計期間の期首月から弥生販売を導入する場合
- 会計期間の途中から弥生販売を導入する場合 ・・・手順Bへ
※ここでは例として弥生販売の導入日を4月1日とし、請求先の請求締日を毎月20日として説明します。
<手順A>データの作り直しを行う方法
弥生販売では、導入月以前の伝票を登録することができません。3/21~3/31に発生した伝票も登録して、導入月から請求明細書を作成したい場合は、会計期間を前年の4/1~にしてデータを作り直す 必要があります。
データの作り直し手順は、 会計期間の変更やデータ破損によるデータの作り直し手順 を参照してください。
※データの作り直しの都合が悪い場合は、3/21~3/31までの売上を残高として入力し、導入翌月の請求書からの作成になります。
手順B へ進んでください。
<手順B>導入日よりも前に発生した売上は売掛残高として入力する方法
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[売掛残高]をクリックします。
- [期間]に弥生販売を導入する月を設定します。
- [条件設定]をクリックして、[その他]タブの[請求先のみ表示][売掛残高が0の請求先][期間内に取引がある][期間内に取引がない]にチェックを付け、[OK]をクリックします
- 弥生販売を導入する前日の残高を[前月末残高]欄に入力します。
(例:4月1日導入の場合、3月31日までの消費税も含めた残高を入力します。)
- 売上伝票や入金伝票は、導入日分から入力を始めます。 (例:4月1日分から伝票を入力します。)
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[請求の締切]をクリックして、導入月の締日で請求締切を行います。
(例:締日を4月20日として請求締切を行います。)
[前回請求額][繰越金額][今回売上額]が正しくないので、この時点では請求書の発行は行わないようにします。
- 手順6で締切を行った翌日分からの売上伝票、入金伝票を入力します。 (例:4月21日分からの伝票を入力します。)
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[請求の締切]をクリックして、導入翌月の締日で請求締切を行います。 (例:締日を5月20日として請求締切を行います。)
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[請求書の発行]をクリックして、請求書を印刷します。