過不足税額の精算時に誤った金額で精算した場合は、差額を計算した後、翌年1月の給与などで差額分を精算します。
差額の計算方法
- 誤って精算した「年末調整還付(徴収)」の金額を確認します。
- 精算した当時に印刷した過不足税額一覧や、給与(賞与)明細一覧表の控えがありましたら、そちらで確認してください。
- 帳票の控えがお手元にない場合は、集計表で確認してください。
- [集計]メニューから[給与(賞与)明細一覧表]をクリックします。
- [支給単位]を確認し、[集計]をクリックして集計します。
- [年末調整還付]([年末調整徴収])の金額を確認します。
- 正しい精算額を確認するため、[過不足税額一覧]を表示します。
- クイックナビゲータの[年末調整]カテゴリから[年末調整業務を行う]をクリックします。
- 年末調整ナビの[5.過不足税額を精算しよう]をクリックして[過不足税額一覧]をクリックします。
- [集計]をクリックします。
- [過納税額]([不足税額])の金額を確認します。
- 手順1で確認した金額と、手順2で確認した金額を比較して、差額を手計算します。
精算方法
以下の方法で差額分の税額を入力するための明細項目を別途作成し、翌年1月の給与明細書に直接手入力する必要があります。
賞与で精算したい場合
賞与で精算したい場合は、以下の操作手順の「給与」を「賞与」に読み替えて操作してください。
明細項目を別途作成して、翌年1月の給与明細書に直接手入力することで、翌年の所得税累計額に含まれなくなります。
給与の1月度への更新は、先に本年度の年末調整処理を終了してから行う必要があります。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
- [支給区分]で「給与」、[項目グループ]で「その他」を選択して、[作成]をクリックします。
- [名称]に還付(徴収)額入力用の項目として適当な名称を全角6文字(半角12文字)以内で入力して、[OK]をクリックします。[特殊設定]にはチェックを付けないでください。
- [使用する支給形態]にすべてチェックを付けて、[明細項目<項目別>]の画面を閉じます。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックし、作成した明細項目に差額分を入力します。
新しく作成した項目を明細書の印刷に出力するには、[明細書設計]が必要です。
システムで用意されている「年末調整還付(徴収)」の明細項目には前年度の還付(徴収)額の入力は行わないでください。
この項目は本年度内の還付(徴収)額を入力するためにシステム側で用意されている項目です。
必ず手順3で作成した明細項目に入力してください。