所得税確定申告書の作成で「Step3 確定申告書の作成」の「2.源泉徴収税額の確認」で表示される[源泉徴収税額]は、取引の入力時に[うち源泉徴収税額]を使用した取引の内容が表示されます。
[仕訳の入力]から入力する場合は「受取報酬の源泉徴収税額」を使用します。
[源泉徴収税額]が正しく表示されない場合、以下の原因が考えられます。
- 入力した取引内容に誤りがある
- 入力した取引内容に漏れや重複がある
以下の手順で取引内容を確認し、必要に応じて修正、追加、削除を行います。
1. 取引内容を確認する方法2. 取引内容を修正、追加、削除する方法
1. 取引内容を確認する方法
- [源泉徴収税額]が正しく表示されていない取引先(売上先)の金額をクリックします。
- [仕訳の一覧]が表示されます。
- 取引内容について、以下を確認します。
請求書等で突き合わせを行います。
- [取引先]もしくは[補助科目]に取引先名称が正しく表示されているか
- 「受取報酬の源泉徴収税額」の[借方金額]に正しい金額が表示されているか
- 入力漏れ、重複がないか
売掛金回収時の仕訳に売上返品を入力している場合
売掛金回収と売上返品の仕訳は別々に入力してください。
売掛金と売上返品を1つの仕訳で入力している場合、「2.源泉徴収税額の確認」の「収入金額」には売上返品の金額のみ集計されるため、売上金額と合わなくなります。 - 必要に応じて取引内容の修正、追加、削除を行います。
支払調書と「収入金額」や「源泉徴収税額」が異なる場合
以下の可能性があります。
- 取引の入力誤り、漏れ、重複がある
- 取引先の集計基準と取引の会計基準が売上時、回収時で異なる
- 取引先の支払調書に誤りがある
取引の入力誤り、漏れ、重複を確認しても支払調書と異なる場合は、取引先に原因を確認し、必要に応じて取引を修正してください。
2. 取引内容を修正、追加、削除する方法
取引内容を修正する方法
取引先名称や金額が誤っている場合は取引内容を修正してください。
例:源泉徴収税額の金額を誤って入力していた。
- 「取引内容を確認する方法」で確認した修正したい取引を選択します。
- [編集]をクリックします。
登録済みの取引が、画面上の入力欄に表示されます。
- 取引の内容を編集して、[上書き保存]をクリックします。
[仕訳の一覧]で選択している取引に、編集内容が反映されます。
- [確定申告書の作成に戻る]をクリックします。
- [源泉徴収税額]が正しく表示されていることを確認します。
取引内容を追加する方法
入力漏れがあった場合は取引を追加入力してください。
入力方法については、
報酬・料金等で取引先から源泉徴収された取引の入力方法
を参照してください。
取引内容を削除する方法
重複していた場合は取引を削除してください。
- 「取引内容を確認する方法」で確認した削除したい取引を選択します。
- [削除]をクリックします。
- [削除の確認]画面で[はい]をクリックします。 選択した取引が削除されます。
- [確定申告書の作成に戻る]をクリックします。
- [源泉徴収税額]が正しく表示されていることを確認します。