免税から課税(本則課税、簡易課税)に変更する方法 弥生会計 オンライン サポート情報

ID:ida27705

消費税の設定を「免税」から「課税」(本則課税、簡易課税)に変更することができます。
[消費税の設定]で課税に変更すると、指定した課税開始日から本則課税または簡易課税になります。
指定した課税開始日以降の取引が既に登録されている場合は、税区分や請求書区分、簡易課税事業区分の確認が必要です。
課税開始日より前の日付の取引は免税のままで変更されません。
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※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。


1.消費税の設定を「課税」に変更
2.入力済みの取引の確認
 ・本則課税(一般(本則・原則))に変更した場合
 ・簡易課税に変更した場合
3.[請求書区分]の初期値の設定(本則課税(一般(本則・原則))に変更した場合のみ)

消費税の設定を「課税」に変更

  • 画面左下の[設定メニュー]から[全体の設定]をクリックします。 [全体の設定]画面が表示されます。
  • [消費税の設定]の[消費税の申告義務]で「あり(課税事業者)」を選択します。
  • <消費税の[設定する年度]に2023年10月1日以降を含む場合> [xxxx(令和x)年度の途中から課税事業者になりましたか?]で、年度の途中から課税事業者になったかを選択します。
    • 期首日(個人の場合は1月1日)から課税事業者に変更
      「いいえ」を選択します。
    • 年度の途中から課税事業者に変更
      「はい」を選択して、課税事業者に変更となる日付を[課税開始日]で設定します。

    消費税の[設定する年度]の期末日が2023年9月30日以前の場合

    [課税開始日]の設定はありません。消費税の変更は必ず期首日からになります。

  • [課税方式]で「一般(本則・原則)」または「簡易課税」を選択します。
  • <「一般(本則・原則)」に変更した場合> [以下のいずれかに当てはまりますか?]で内容を確認し、「はい」または「いいえ」を選択します。

    ※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。

    一定規模以下の事業者に対する事務負担の軽減措置(インボイス少額特例)について

    「はい」を選択すると税込金額が1万円未満の仕入れや経費の支払取引を入力した場合、[請求書区分]が「区分記載」の場合であっても、[仕入税額控除]は「100%」が初期値として自動選択されます。

  • その他の設定項目も確認し、必要に応じて設定します。

    「経理方式」は、「税込」を選んでおくと日々の取引入力で消費税額を意識する必要がなく、免税のときと同じように取引を入力できます。

    各設定項目の選択において何を選択すると有利になるかは税務判断となるため、税務署にお問い合わせください。

  • [登録]をクリックします。 <簡易課税に変更した場合>

    簡易課税事業区分を一括で設定することの確認メッセージが表示されるので、[OK]をクリックします。
    入力済みの取引に簡易課税事業区分が設定されます。


入力済みの取引の確認

消費税の設定を「課税事業者」に変更する前に、課税開始日以降の日付の取引を入力していた場合は、入力済みの取引の科目や取引先などを確認して、必要に応じて修正します。

<本則課税(一般(本則・原則))に変更した場合>

以下に該当する入力済みの取引を検索して、科目や取引先、摘要などを確認して、必要に応じて修正します。

確認する入力済み取引の条件

  • [消費税の設定]の[課税開始日]以降、かつ2023/10/01以降
    インボイス開始前(2023/09/30以前)の取引は、初期値で請求書区分「区分記載」、仕入税額控除「100%」が設定されています。変更の必要はありません。
  • [請求書区分]が「適格」または「区分記載」
  • メインメニューの[かんたん取引入力]または[仕訳の入力]をクリックします。 ◆ [仕訳の入力]は、弥生会計 オンライン/やよいの青色申告 オンラインのみの機能です。
  • [請求書区分]が「適格」の取引を検索して、請求書区分や仕入税額控除を確認します。

    「日指定」の開始日で「2023/10/01」を設定して、[絞り込み]をクリックして[請求書区分]で「適格」を選択します。
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    ※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。

    検索された取引の[取引先]や[請求書区分]、[仕入税額控除]を確認して、必要に応じて修正します。
    本則課税の取引の入力
  • [請求書区分]が「区分記載」の仕訳を検索して、請求書区分や仕入税額控除を確認します。 [絞り込み]をクリックして[請求書区分]で「区分記載」を選択します。
    検索された取引の[請求書区分]や[仕入税額控除]を確認し、必要に応じて修正します。

<簡易課税に変更した場合>

「消費税の設定を「課税」に変更」で設定した簡易課税事業区分が一括設定されます。
複数の簡易課税事業区分がある場合は、[仕訳の入力]で取引内容を確認して必要に応じて修正します。

やよいの白色申告 オンラインでは、入力済みの取引の簡易課税事業区分を修正することができません。
そのため[かんたん取引入力]の[取引の一覧]で取引を一度削除し、同じ取引を登録し直す必要があります。
固定資産を売却している場合は、一度「固定資産の登録」の[固定資産の一覧]画面から売却を取り消した後、再度売却処理を行います。
固定資産の売却・廃棄・リース終了処理を取り消したい


[請求書区分]の初期値の設定(本則課税(一般(本則・原則))に変更した場合のみ)

仕入れや経費の支払取引の入力時には、[取引先の設定]で設定された[請求書区分]が初期値として表示されます。
次回以降の取引の入力のために、[取引先の設定]で取引先を登録し、取引先ごとの[請求書区分]を設定してください。
弥生会計 オンライン/やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインでのインボイス対応の事前設定 の「インボイス対応の準備」を参照してください。

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