弥生証憑 Nextで保管した証憑をスキャナ保存(電子帳簿保存法第4条3項)に対応するために、以下について説明します。
スキャナ保存制度とは弥生証憑 Nextへの保存方法
スキャナ保存制度とは
スキャナ保存制度とは、紙の証憑をスキャナやスマートフォンなどで読み取り、電子化したデータを一定の要件に従って保存することを認める制度です。
スキャナ保存制度の要件には、お客さまご自身で対応していただくものと、弥生証憑 Nextで対応しているものがあります。
スキャナ保存制度および適用要件についての詳細は、【任意】スキャナ保存について知りたいを参照してください。
お客さまご自身で対応していただく要件
要件項目 | 内容 |
一定水準以上の解像度およびカラー画像の読み取り |
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「事務手続きを明らかにした書類」等の作成について | スキャナ保存制度の利用開始前に、「事務手続きを明らかにした書類」および「事務処理規程」の作成が必要です。
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入力期限の制限 | 書類の受領等後または業務の処理に係る通常の期間(最長2カ月以内)を経過した後、速やか(おおむね7営業日以内)に付与が必要です。 |
見続可能装置等の備え付け |
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システム概要書等の備え付け |
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弥生証憑 Nextで対応している要件
要件項目 | 内容 |
訂正や削除ができないシステムに保存する | 訂正や削除ができないシステムに保存するまたはタイムスタンプを付与する。 ※訂正や削除ができないシステムに保存する場合は、タイムスタンプの付与は不要 |
バージョン管理 | 書類を訂正、または削除した場合は、その事実および内容が確認できること。 |
検索機能の確保 | 次の要件による検索が可能
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帳簿との相互関連性の確保 | 書類に対応する帳簿との間で相互にその関連性を確認できること。 |
弥生証憑 Nextへの保存方法
スキャナ保存制度に則って証憑を保存する場合、証憑のアップロード時に[電帳法種別]で「スキャナ保存」を選択します。
証憑サイズがA4より大きい場合
アップロードした証憑サイズがA4より大きい場合は、証憑サイズに関する情報を付与することでスキャナ保存制度の要件を満たすことができます。
[証憑情報編集]の[メモ]に証憑の大きさ(「A3サイズ」「A4サイズ超」など)を記載してください。
保管した証憑に情報を設定する