「クレジットカード利用明細」として依頼された証憑を、証憑データ化サービスでデータ化する際の入力ルールについて説明します。
データ化可能なクレジットカード利用明細の条件については以下を参照してください。
クレジットカード利用明細をデータ化した場合の一例
証憑データ化サービスでクレジットカード利用明細をデータ化した場合、以下のように弥生会計に取り込まれます。
※アップロードするときに「利用日を取引日にする」を選択した場合と「支払日を取引日にする」を選択した場合で異なります。
データ化できない証憑
以下のような形式の証憑の場合、どの列が何の項目にあたるのか特定できないためデータ化できません。対象外証憑として扱います。
- 表の列名の行がない、列名の行が空白になっている
- 項目の文字が判読できない
- 表内に「利用日(または支払日)」の列が無く、その他日付の列が2列以上あり、そのすべてに日付の記載がある
- 表内に「利用額」の列が無く、その他金額の列が2列以上あり、そのすべてに金額の記載がある
対応可能な証憑の条件
証憑データ化サービスでデータ化が可能なクレジットカード利用明細の条件
- 「利用日を取引日にする」を選択した場合
①アップロードした証憑に「利用明細」が含まれている
②明細の中に、以下の情報がある- ご利用日などの「日付」に関する情報
- ご利用店名などの「摘要」に記載できる情報
- ご利用金額などの「金額」の情報※日本円の金額のみ対応
- 「支払日を取引日にする」を選択した場合
上記の「利用日を取引日にする」の条件に加えて、アップロードした証憑に「支払日」の情報がある
「利用日」「支払日」のいずれを取引日にする場合でも、複数のクレジットカード番号や複数月分を一度にアップロードする際は、証憑アップローダーに取り込んだ際にクレジットカード番号ごと、かつ支払月順に画像を並べてアップロードしてください。
<「支払日を取引日にする」を選択した場合の例>
「支払日を取引日にする」を選択した場合の注意事項
「支払日」の情報が「利用明細」とは別のページに記載されている場合、両方のページのアップロードが必要です。画像取り込み後の画面上で、支払日の記載がある1ページ目から順に並べてアップロードしてください。
ただしこの場合、明細が記載されているページはデータ化しますが、支払日のみ記載されているページは対象外証憑として扱います。
データ化しない明細
以下のような明細はデータ化しません。- 手書きの斜線や取り消し線が引かれている
- 証憑アップローダーで除外指定(グレーアウト)されている
除外範囲の指定方法については、以下を参照してください。
証憑データ化の除外指定 - 証憑アップローダーで指定したデータ化依頼範囲外の日付の明細
アップロードするときに「データ化依頼範囲」で期間指定した場合
取引日の選択で「利用日」「支払日」のいずれを選択した場合でも、利用日が期間内の明細をデータ化します。
日付の入力ルール
- 明細の日付に年の記載がない場合、引落日や発行年月日から年を補完して入力します。
- 証憑アップローダーで「支払日」を選択した場合、表紙の「支払日」「引落日」「振替日」または「〇年〇月〇日お支払い分」の記載から支払日と判断できる日付を入力します。
なお、前述の項目が存在しない場合、「引落額」や「振替額」と併記されていて明細より前に記載されている日付を支払日として入力します。 ただし、支払日と判断できない場合は不読(期末日を入力)とします。 - 取引日として選択した「利用日」もしくは「支払日」と読み取れる日付が存在しない場合、もう一方の日付が存在していても、該当の明細の日付は不読(期末日を入力)とします。
金額の入力ルール
明細の利用額を入力します。利用額と請求金額が異なり、備考欄、摘要欄または説明欄に「値引」の記載がある場合、請求金額を入力します。
また、日付と金額の表記によって、明細ごとにデータ化の可否が決まります。
- 「利用日」と「利用額」の列がある場合
「利用日」と「利用額」が記載された箇所をデータ化します。 - 「利用日」とその他金額の列がある場合
「利用日」とその他金額が記載された明細をデータ化します。 - その他日付と「利用額」の列がある場合
その他日付と「利用額」が記載された明細をデータ化します。 - その他日付とその他金額の列がある場合
その他日付とその他金額が記載された明細をデータ化します。 - その他日付またはその他金額が2列以上ある場合
データ化しません。 - 「支払合計額」「小計額」「前回分口座振替金額」が記載されている場合
データ化しません。 - 「利用店名」や「利用先」に以下のキーワードが含まれる場合
「支払額」をデータ化します。- 会費 (例:年会費、カード会費 等 )
- おまとめ(例:ご利用おまとめ、ETCおまとめ 等)
- 値引き(例:値引き、割引、キャッシュバック 等)
- 手数料(例:発行手数料、明細手数料 等)
- 遅延損害金
日付の記載がない場合、日付の記載がある直前の明細行の日付を入力します。ただし、対象のキーワード以外の場合は不読(期末日を入力)とします。 - 返品や払戻の明細が含まれる場合
入金の明細とみなしてデータ化します。- 表紙の「入金・調整金額」に返金の明細が記載されている
- ご利用明細欄の他に払戻しや返品の明細欄がある
なお、金額についてはマイナス符号の有無に関わらず、入金の明細とみなしてデータ化します。 - ご利用明細欄内に「支払区分」が「返品」や「払戻」になっている明細がある
なお、金額についてはマイナス符号の有無に関わらず、入金の明細とみなしてデータ化します。
- 表紙の「入金・調整金額」に返金の明細が記載されている
摘要の入力ルール
- 「利用店名」または「利用先」を入力します。
- 英数記号(かっこ、スペースを含む)は半角、カタカナは全角で入力します。日本語や英語で用いられない文字は不読(●を入力)とします。
- 環境依存文字など一部の特殊な文字は文字を書き換えて入力します。
- 囲い文字の場合
囲い内の文字を半角かっこで囲んで入力します。なお、囲い内に複数の文字が記載されている場合は文字列をかっこで囲んで入力します。 - ローマ数字の場合
ローマ数字をアラビア数字に書き換えて入力します。 - 上記以外の環境依存文字は、漢字も含め不読(●を入力)とします。
- 囲い文字の場合