ここでは、事業所データの作成を顧問先、決算処理、繰越処理を会計事務所が行うものとして作業の流れを説明します。
データ作成から日々のデータ送受信の流れ
顧問先で作成した事業所データを会計事務所へ送り、それぞれの「差分データ」を取り込むことで、双方の事業所データを同じ状態にすることができます。
会計事務所 | 顧問先 |
作成した事業所データからすべてのデータを会計事務所へ送信します。 データの送信 | |
受け取った受信データを取り込んで、顧問先と同じ事業所データを作成します。 データの受信受信した事業所データをチェックし、必要に応じて修正します。 | 入力した日常の仕訳は、差分データで会計事務所へ送信するので、通常どおり仕訳の入力などの作業を進めます。 |
チェックした事業所データから「差分データ」を顧問先へ送信します。 データの送信 | |
受信した「差分データ」を取り込みます。 データの受信月末など定期的に、入力したデータから「差分データ」を会計事務所へ送信します。 データの送信 | |
受信した「差分データ」を取り込んで、チェックします。 データの受信チェックが終わったら必要に応じて修正し、「差分データ」を送信します。 |
繰越処理と決算処理の流れ
繰越処理は、会計事務所または顧問先どちらか一方で行います。両方でそれぞれ繰越処理を実行した場合は、双方の年度情報が一致しなくなるため、データの送受信ができなくなります。
データ送受信を使用している場合の繰越処理について繰り越し前の注意
繰越処理を実行する前に、必ず繰越処理を実行する側へ差分データを送信します。送信後は、繰越処理をしたデータを受信するまで、すべての入力作業を中止します。
会計事務所 | 顧問先 |
本年度の作業を完了し、繰越処理前に入力した「差分データ」を会計事務所へ送信します。 データの送信仕訳データの送信後は、入力作業は中止してください。 | |
受信した「差分データ」を取り込み、繰越処理を行います。 データの受信繰り越した事業所データからすべてのデータ「全データ」を顧問先へ送信します。 データの送信 | すべての入力作業を中止します。 |
第1期決算処理を行います。 | 繰り越した事業所データの「全データ」を受信して取り込みます。 第2期の日常の取引の入力を行います。 |
決算処理した第1期の「差分データ」を顧問先へ送信します。 データの送信 | |
受信した「差分データ」を取り込みます。 データの受信月末など定期的に、第2期の仕訳入力をしたデータから「差分データ」を会計事務所へ送信します。 |