かんたん取引入力で取引を入力すると、入力された情報に基づいて、帳簿に仕訳が作成されます。かんたん取引入力では、登録した仕訳の修正や削除はできません。仕訳の修正や削除は、他の帳簿から行います。
得意先への掛け売り上げをかんたん取引入力で入力するには、「売上の取引」と「回収の取引」の2つの仕訳を登録する必要があります。(仕入先からの掛け売り上げは「仕入の取引」「支払の取引」の2つの登録が必要です。)
ここでは、以下例のかんたん取引入力での入力方法を説明します。
例:10月18日に得意先(加藤産業)へ11,000の商品を掛け売りし、代金は11月25日に普通預金(北東銀行)に振り込まれた。
- 商品を販売したときの「売上の取引」
- [帳簿・伝票]メニューの[かんたん取引入力]をクリック、またはクイックナビゲータの[取引]カテゴリの[かんたん取引入力]をクリックします。
- [かんたん取引入力]画面で以下のように入力し、[登録]をクリックします。
① [取引名]から[掛けで商品を販売した]を選択します。
[かんたん取引入力]に表示されない取引を追加する方法② [取引日]を入力します。直接入力するか、カレンダーから選択します。 ③ 補助科目がある場合は補助科目(得意先名称)を選択します。 ④ [金額]を入力します。直接入力するか、電卓から金額を入力します。 - 「この内容で取引を登録します。」のメッセージが表示されたら[はい]をクリックします。
- [今日の取引を確認]をクリックします。
- 当日入力した仕訳が[仕訳日記帳]に表示されるので、内容を確認します。
- 掛け代金の支払いを受けたときの「回収の取引」
- クイックナビゲータの[取引]カテゴリから[かんたん取引入力]をクリックします。
- [かんたん取引入力]画面で以下のように入力します。
① [取引名]から[売掛金代金が普通預金に振り込まれた]を選択します。 ② 取引日付を入力します。直接入力するか、カレンダーから選択します。 ③ 補助科目がある場合は補助科目を選択します。 ④ [金額]を入力します。直接入力するか、電卓から金額を入力します。 - 「この内容で取引を登録します。」のメッセージが表示されたら[はい]をクリックします。
- [今日の取引を確認]をクリックします。
- 当日入力した仕訳が[仕訳日記帳]に表示されるので、内容を確認します。
かんたん取引入力では、取引の入力時に税区分(税率)を変更することができません
課税対象の取引の場合は、取引日付に応じて自動的に標準税率が適用されます。
標準税率以外の取引を入力する場合は、あらかじめ[かんたん取引辞書]で辞書に登録するか、取引の登録後に[今日の取引を確認]をクリックして[仕訳日記帳]で税区分を修正してください。
軽減税率の取引を入力する場合は、[軽減税率を使用する]にチェックを付けてください。
税率の確認メッセージ
選択した取引に登録されている税率(税区分)が、取引日付に対応していない場合に、税率の確認メッセージが表示されます。
確認メッセージを表示したくない場合は、[環境設定]で[キー操作・入力]タブの[取引辞書の税率と取引日付の税率があわない場合に確認を行う]のチェックを外してください。