弥生会計を期中に導入する場合、当期のデータを正しくするには、期首から導入前月までに発生した取引データを入力する必要があります。
過去データの入力方法には、次の3とおりがあります。適した期中導入パターンを選択し、期首から導入月の前月までに既に発生しているデータを入力してください。
導入年度から正しい資料 (試算表や決算書)を作成したい。 |
導入年度は月別の資料が作成できればよく、消費税申告書は来年度からでよい。 | 導入年度は資料 (試算表や決算書)を作成できなくてもいいので導入作業時間を短縮して早く使い始めたい。 |
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<パターン1(推奨)>
期首からの取引をすべて入力する |
<パターン2>
月ごとに、科目別の累計額を入力する |
<パターン3>
導入月の前月末の科目残高を入力する |
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導入の手間 | 最も手間がかかる。 発生済みのすべての仕訳入力が必要。取引量が多い場合は手間がかかる。 |
仕訳入力は期首から導入月の月数分で済む。 | 最も簡易。 導入前月末の残高のみ入力のため、入力量は少ない。 |
前期繰越残高の入力 | 必要。科目残高入力で入力します。 | 不要。 | |
導入年度の資料(試算表や決算書)の作成 | ○ | △ 月次の資料の参照は可。正しい消費税申告書の作成はできない。 |
△ 月次の資料の作成は不可。 また、法人の株主資本等変動計算書、法人事業概況説明書の月別の正しい集計はできない。◆ 法人事業概況説明書はスタンダードでは作成できません。 過去データの入力 青色申告決算書の「月別売上(収入)金額及び仕入金額」「貸借対照表」の正しい集計はできない。 |
消費税額の計算 | ○ | × 正しく計算されない。消費税申告書の作成の際に確認が必要。 |
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次年度での残高試算表の前期比較 | ○ | ○ | × 導入月の前月以前の月の前期比較はできない。 |
◆ 弥生会計はグレードにより機能が異なります。本文中の一部の機能は、グレードによっては搭載されていないことがあります。
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