[決算書設定]画面で、各決算書類の記載事項を設定します。株主資本等変動計算書は、別に用意されている[株主資本等変動計算書]画面で設定します。
- 決算書設定決算書の表紙の記載事項や各決算書類のタイトルなどを設定します。
- 株主資本等変動計算書
株主資本等変動計算書の作成
純資産の部に区分されている勘定科目の変動金額を入力して、株主資本等変動計算書を作成します。
決算書の記載事項を[決算書設定]画面で設定します。
- [決算・申告]メニューの[決算書設定]の[決算書設定]をクリック、またはクイックナビゲータの[決算・申告]カテゴリの[決算書設定]をクリックします。[決算書設定]画面が表示されます。決算書の作成が2回目以降の場合は、前回設定した内容が設定された状態で表示されます。
- 各タブで決算書の記載内容を設定します。
① タブを切り替えて、記載内容を設定します。 ② 株主資本等変動計算書を作成します。 ③ クリックすると、決算書類を印刷できます。 - 設定が終わったら、[決算書作成]([F12])をクリックして決算書を出力します。 決算書の印刷(法人)
基本設定/表紙タブ
決算書の表紙に印刷する事業所名やタイトルなどを設定します。初期値では、[事業所設定]の設定情報が表示されます。異なる場合は、ツールバーの[事業所情報]をクリックすると、現在の[事業所設定]から「事業所名」「住所」「電話番号」を取り込むことができます。
基本設定 | |
事業所名 | 初期値では、[事業所設定]で設定した事業所名が表示されます。必要に応じて変更します。 |
会計期間 | 決算書に記載する会計期間の期首日と期末日を選択します。この期間は、本決算の決算書印刷のみに反映されます。金額の集計期間には影響しません。 |
利益がマイナスになるときの表示 | |
「損失」に表示を自動的に切り替える | 金額がマイナスになった場合の金額の表示を選択します。
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「利益」のまま変更しない | |
棚卸の仕訳の入力 | |
決算時のみ入力している | 棚卸の仕訳の入力について選択します。 棚卸の仕訳の入力方法は、 決算整理仕訳の入力 を参照してください。
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毎月入力している | |
表紙 | |
タイトル 決算期 | 決算書の表紙に印刷するタイトル(全角15文字(半角30文字)以内)と決算期を入力します。 |
住所・電話番号 | |
住所 | 住所や電話番号を印刷する場合はチェックを付けます。 初期値では、[事業所設定]の情報が表示されます。変更することもできます。 |
電話番号 |
「毎月入力している」を選択できる条件
「毎月入力している」は、以下の2つの条件を満たしている場合に設定できます。いずれかを満たしていない場合、決算書の損益計算書で正しく計算されません。毎月入力している場合でも「決算時のみ入力している」を選択してください。
- 棚卸の仕訳を、 決算整理仕訳の入力 の入力例に従った仕訳で、すべての月(期首月から期末月まで)を入力している
- 初期設定で用意されている以下の勘定科目および決算書項目の名称を変更していない
期首○○棚卸高
期末○○棚卸高
タイトルタブ
決算書類のタイトルを設定します。
貸借対照表 | |
タイトル | 全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
「(うち当期純利益(損失)金額)」を出力する | チェックを付けると、[繰越利益剰余金]の下に「(うち当期純利益(損失)金額)」を印刷します。 |
損益計算書 | |
タイトル | 全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
別表タイトル | 販売費及び一般管理費を別表として印刷する場合にチェックを付けます。別表のタイトルは全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
株主資本等変動計算書 | |
タイトル | 全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
製造原価報告書(「製造原価報告書に関する科目を使用する」を設定した場合) | |
タイトル | 全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
注記表 | |
タイトル | 全角15文字(半角30文字)以内で変更できます。 |
記名押印書タブ
決算書に取締役等の役員がサインする場合に、サインする日付と名前をここで入力することができます。
下記の画像の「以上のとおり報告します」「監査の結果、いずれも適法かつ正確であることを認めます。」の欄は全角30文字以内で変更できます。
項目 | 説明 |
報告年月日 | 決算書の報告年月日を入力します。 |
取締役等 | 左の欄で、サインする取締役等の役職を指定し、右の欄に名前を全角15文字以内で入力します。 役職は▼をクリックしてリストから選択できるほか、直接全角10文字以内で入力することもできます。 |
監査年月日 | 監査年月日を入力します。 |
監査役 | 左の欄で、サインする監査役の種類を指定し、右の欄に名前を全角15文字以内で入力します。 種類は▼をクリックしてリストから選択できるほか、直接全角10文字以内で入力することもできます。 |
その他の記載事項 | 1行につき全角30文字(半角60文字)以内で入力できます。 |
注記表タブ
[注記の種類]から作成する注記表を選択し、[注記の内容]を入力します。
項目 | 説明 |
中小企業の会計に関する指針に対応済み | チェックを付けると、注記表を印刷した際に、先頭行に「この計算書類は、中小企業の会計に関する指針によって作成しています。」と印刷されます。 |
中小企業の会計に関する基本要領に対応済み | チェックを付けると、注記表を印刷した際に、先頭行に「この計算書類は、「中小企業の会計に関する基本要領」によって作成しています。」と印刷されます。 |
項目 | 説明 |
「一株当たり情報」以外 | 「注記の内容」に、自由に入力できます。 「重要な会計方針に係る事項」と「貸借対照表」は初期値で、項目見出しなどが入力されています。入力内容は自由に修正、削除できます。 |
一株当たり情報 | 金額の単位を「銭単位」「円単位」から選択します。一株当たりの純資産額と一株当たり当期純利益金額を求める計算式に、次の「」の値を入力します。中間決算時は、中間の期末の値を入力します。 一株当たり純資産額= 分子:純資産合計額-「控除金額」 分母:「期末の株式の発行済株式数」-「期末の普通株式の自己株式数」 一株当たり当期純利益金額= 分子:当期の純利益額-「控除金額」 分母:「普通株式の発行済株式数の平均」-「普通株式の自己株式数の平均」 「注記の内容」には、文字を自由に入力できます。 |
「重要な会計方針に係る事項」「貸借対照表」のひな形挿入
「重要な会計方針に係る事項」と「貸借対照表」は、ツールバーの[ひな形挿入]をクリックすると、カーソルの位置に、初期値で入力されていたのと同じ内容(項目見出し)を挿入することができます。
一株当たり情報の「控除金額」とは
「控除金額」は、通常は入力の必要はありません。
一株当たり純資産額の分子の「控除金額」では、普通株主に関連しない金額を入力します。例えば、「新株予約権」が該当します。
一株当たり当期純利益金額の分子の「控除金額」では、普通株主に帰属しない金額を入力します。例えば、「優先配当額」が該当します。
詳細については税理士などにご確認ください。