一括バックアップツールで作成したバックアップファイルは、一括バックアップツールを使ってデータベースに復元します。復元方法には次の2つがあります。
- フォルダー単位で復元
選択したフォルダーにあるデータを一括して復元します。データベースにあった全ファイルを一括して復元するため、バックアップ時のデータベースの状態に復元することができます。
- 1つのデータを復元
選択したバックアップファイルのデータを復元します。特定の事業所データのみを復元します。
バックアップファイルの復元を行う前に、一括バックアップツールを設定する必要があります。
- サーバーの設定(一括バックアップツール) :弥生会計
- サーバーの設定(一括バックアップツール) :弥生販売
一括バックアップツールを使用する場合は、サーバーコンピューター、クライアントコンピューターで、以下のプログラムが終了していることを確認してから復元作業を行ってください。
- 弥生会計
- 弥生会計 データコンバータ
- 弥生会計 データ形式移行ウィザード
- 弥生販売
- 弥生販売 データコンバータ
- やよいの見積・納品・請求書からのデータ移行
- [一括バックアップツール]を起動します。
デスクトップの弥生 マイポータルのアイコンをダブルクリックして[弥生 マイポータル]を起動します。[弥生会計(弥生販売)]メニューの[サポートツール]-[一括バックアップツール]をクリックします。
※ユーザーアカウント制御画面が表示された場合は、[続行]をクリックします。 - [復元]タブを選択します。
- 復元するデータを指定します。
- フォルダー内のすべてのデータ
[復元対象の指定]の[参照]をクリックしてフォルダーを選択します。フォルダー内にあるすべてのデータの最新のバックアップファイルが復元されます。
- 1つのデータ
[復元対象の指定]の[参照]をクリックして、復元するバックアップファイルを選択します。[事業所データ名]に復元後のデータの事業所データ名を入力します。
一括バックアップのファイル名については以下を参照してください。- 一括バックアップツールでのバックアップ :弥生会計
- 一括バックアップツールでのバックアップ :弥生販売
バックアップファイル名
一括バックアップにより作成されたバックアップファイルの名前は、下図のように「製品識別子」+「事業所データ名」+「.YB2(拡張子)」になります。
復元後のファイル名を変更したいときは、「事業所データ名」部分を変更してください。「製品識別子」と「.YB2(拡張子)」は変更しないでください。変更すると弥生製品で事業所データを読み込むことができなくなります。
製品識別子は製品により異なります。
弥生会計の製品識別子は「$_KD**_」
弥生販売の製品識別子は「$_HN**_」
製品識別子の「**」には製品のバージョン名が入ります。 - フォルダー内のすべてのデータ
- 復元するデータと同じデータがサーバーにある場合の復元方法を指定します。
- 復元先のサーバー
復元先のインスタンスが表示されます。復元先の変更は[サーバー設定]タブで行います。
- 上書きする
復元するデータと同じデータがある場合は、データベースのデータを復元するデータで上書きします。
- 復元しない
復元するデータと同じデータがある場合は、バックアップファイルの復元を中止します。
- 復元先のサーバー
- [実行]をクリックします。 データが復元されます。
- 「バックアップファイルの復元は正常に終了しました。」のメッセージが表示されたら[OK]をクリックします。