一括バックアップは任意に実行したり、自動バックアップを設定して、定期的にバックアップを自動実行することもできます。
一括バックアップをする前に、次のことを確認してください。
- バックアップするサーバーの弥生製品は終了してください。
- バックアップするサーバーのデータにアクセスしている弥生製品とそのコンバータを終了してください。
- 一括バックアップの際には、空のディスクやフォルダーを用意して、保存先に指定してください。復元時には、フォルダー単位で復元できます。
- バックアップ先には、バックアップファイルを保存できる十分な空き容量がある場所を指定してください。容量が足りない場合でも、分割してバックアップすることはできません。
- [一括バックアップツール]を起動します。
デスクトップの弥生 マイポータルのアイコンをダブルクリックして[弥生 マイポータル]を起動します。[弥生会計(弥生販売)]メニューの[サポートツール]-[一括バックアップツール]をクリックします。
[一括バックアップツール]がない場合は、一括バックアップツールのインストールを行ってから、以下の操作を行います。
- 一括バックアップツールのインストール方法 :弥生会計
- 一括バックアップツールのインストール方法 :弥生販売
- [サーバー設定]タブを選択します。
[サーバー/インスタンス]にバックアップ対象のインスタンス名を表示します。
「サーバーのコンピューター名¥YAYOI」と表示されていることを確認します。 - [サーバーにログインするユーザーを指定する]にチェックを付けて、[ユーザー名]に「sa」と入力し、[パスワード]にデータベースのインストール時に設定したsaパスワードを入力します。
一度設定を行うと設定内容は保存されます。
ユーザー名とパスワードが設定されている場合は、手順4に進みます。
- [バックアップ]タブを選択します。
- [バックアップファイルの保存場所]にフォルダーを指定します。
[参照]をクリックすると、バックアップ先とするフォルダーを選択できます。
保存先はローカルのハードディスク内のフォルダー、またはUSBメモリなどの外部メディアを選択します。
ネットワーク上のフォルダーを保存先に設定して、バックアップすることはできません。「デスクトップ」や「ドキュメント」が表示されない場合は、以下の手順で開きます。
- ローカルディスク(C:)→ユーザー→<ユーザー名>→デスクトップ
- ローカルディスク(C:)→ユーザー→<ユーザー名>→ドキュメント
- 既存のバックアップファイルを履歴として、残す/残さないの設定をします。
残す場合 [既に存在しているバックアップファイルを履歴として残す]にチェックを付け、履歴として残すファイル数を指定します。 残さない場合 [既に存在しているバックアップファイルを履歴として残す]のチェックを外します。
※保存先のフォルダーにあるバックアップファイル(拡張子が「.YB2」のファイル)をすべて削除してから、バックアップファイルを新規保存します。 - [実行]をクリックします。 バックアップが実行されます。
- バックアップの終了メッセージが表示されたら[OK]をクリックします。
バックアップファイル名
一括バックアップにより作成されたバックアップファイルの名前は、下図のように「製品識別子」+「事業所データ名」+「.YB2(拡張子)」になります。バックアップファイル名を変更したいときは、「事業所データ名」部分を変更してください。「製品識別子」と「.YB2(拡張子)」は変更しないでください。変更するとバックアップファイルを読み込む際に製品を識別できなくなります。
製品識別子は製品により異なります。
弥生会計の製品識別子は「$_KD**_」
弥生販売の製品識別子は「$_HN**_」
製品識別子の「**」には製品のバージョン名が入ります。